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zoom RSS 米国が恐れる中共の極超音速滑空体

<<   作成日時 : 2016/10/24 21:23   >>

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「米国が恐れる中共の極超音速滑空体」

 中共は19日、有人宇宙船「神舟11号」と無人宇宙実験室「天宮2号」のドッキングに成功した。「宇宙強国」を目指す中共は、天宮2号で宇宙ステーション運営に向けた様々な実験を行い、2022年頃の完成を目指す本格的な宇宙ステーションに繋げる計画だという。産経新聞が「宇宙強国 中国の野望」(上・21日付、下・22日付)と題した特集記事で伝えている。

 この記事の中で特に注目したのは、中共が開発中の「極超音速滑空体」についての以下の記述だ。
 [2014年1月、中国上空を最高でマッハ10に達する高速で飛行する物体が米軍に探知された。米国のほぼ全土を射程に入れる大陸間弾道ミサイル(ICBM)の技術を手にした中国が、次世代の戦略兵器として開発を進める「極超音速滑空飛翔体」だ。完成すれば、国際社会の戦略バランスを大きく変える可能性が指摘されている。
 極超音速滑空飛翔体は放物線を描いて落下するのではなく、超音速で自由に運動しながら滑空し、高い命中精度を有する。米国の現在のミサイル防衛(MD)では撃墜が不可能とされる。中国による14年1月の実験成功後、米議会の諮問機関である「米中経済安全保障調査委員会」は、中国が20年までの開発を目指していると警告した。](23日付)
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 この極超音速滑空飛翔体については、「軍事研究」11月号の田中三郎氏の記事「日米ミサイル防衛網を無力化!」で以下の通り解説している。
 [▽中国の新型極超音速滑空体
 「人民日報網」は、中国の新型の極超音速滑空体(hypersonic glide vehicle)の7回目の飛行試験が先週(筆者注:2016年4月17〜23日と推定)、山西省北西部で実施され成功裏に終了したと報じた。東風‐ZF(DF‐ZF)滑空体はマッハ5〜10の間で飛行できる。中国のニュースサイトは、米国の情報機関は北京がミサイル防衛網ですら突破可能な核兵器運搬手段としてDF‐ZFを使用することを恐れているとの「ワシントン・フリービーコン」の記事を転電する形で伝えた。米軍はかつて、同ミサイル(弾頭)を「WU‐14」のコードネームで呼んでいたが、現在はDF‐ZFの呼称を用いている。
 「人民日報網」が報じたところでは、中国国防部は2015年3月の自国の極超音速滑空体のミサイル試験を初めて認め、この実験は科学的探究のために進めているもので、第三国を対象としたものでないことを強調した。
 2015年6月7日、中国が極超音速滑空ミサイルWU‐14の4度目の実験を行った模様である。中国は2014年1月9日、初めての極超音速滑空実験体WU‐14の飛行実験を行っている。この時には、WU‐14は大陸間弾道ミサイルの弾頭に搭載して発射され、その後、滑空してニア・スペース(準宇宙)をマッハ10で機動したと報じられた。2度目の飛行実験は同年8月7日に実施しているが、これは失敗に終わっている。そして、同年12月2日に3度目の実験を行い、成功を収めた。過去の実験とは異なり、4度目となる今回の実験では「極端な機動(extreme maneuvers)」を示して見せたといわれている。日米のミサイル防衛網を無力化することを目指しているとされる。
 WU‐14の初期型は準中距離弾道ミサイルDF‐21の弾頭に搭載して発射されたようだが、将来的には射程4000kmの中距離弾道ミサイルDF‐26を発射プラットフォームにする計画があるようだ。

 ▽米国が恐れる中国によるWU‐14の開発
 2014年に発表された米中経済安全保障調査委員会の年次議会報告書は、中国はWU‐14を「次世代の精密攻撃能力のコア・コンポーネント」と位置づけており、2020年までに高速滑空機を、そして2025年までにはスクラムジェット推進極超音速機を配備する計画を持っていると記述している。またカーネギー財団のローラ・サールマン氏は「中国の極超音速機の研究計画は戦略核兵器にも適用される技術ではあるが、むしろ、より限定された範囲の通常兵器の技術として研究されている」と指摘している。
 一方、国家航空宇宙情報センター(NASIC)のリー・フェーエル氏は「中国の極超音速滑空兵器は核抑止戦力と関連付けられている」と指摘している。そうであれば、中国は米国の通常兵器型即時全地球攻撃(CPGS)構想とは別の道を歩んでいるのかもしれない。
 今回の試験が山西省五寨から発射されたと報じられたことを考慮すると、「WU」は五寨の略である可能性が高く、「14」は五寨で確認された14種目のミサイルであることを示すのかもしれない。外国メディアの報道に対し、中国国防部ニュース事務局は、中国が国境内で計画通りに行なう科研試験は正常であり、いかなる国や特定の目標にも照準を合わせたものでもない、と回答している。しかし、この件は米国議会に大きな波紋を引き起こした。米上院軍事委員会主席ハワード・マケイン氏は「今回、中国は我々を追い越したようだ」と語っている。
 米国の専門家の説明によれば、WU‐14は大陸間弾道ミサイルの運搬ロケット内に装備され、地上から発射された後、ブースターが弾頭を何十kmかの高空までの推進をアシストした後で機関を停止、ブースターを分離し、その後、大気圏に再突入し無動力高速飛行を行なう。その速度はマッハ10にも達し、弾頭は大気圏外では慣性によって飛行し、大気圏内では空力的揚力に頼って遠距離跳躍滑空機動飛行を行なう。目標上空30km前後に到達した時、誘導弾頭がONになって末端制御誘導を行い、目標まで急降下して攻撃を完成させる。ある国内の分析者は、米国メディアが作画した状況から見て、中国が試験を行った極超音速飛行体は、ブースト・滑空式ミサイルに属し、宇宙に近い空間の飛行体の一種であるという。いわゆる「宇宙に近い空間」が通常指すのは20〜100kmの高度の空域で、制宇宙、制空、制海、制地の他の新たな作戦領域になり得る。極超音速武器は宇宙に近い空間の武器の重要な組成部分である。それは弾道ミサイルの発射時の速度の優勢を結合しているし、また巡航ミサイルの末端制御誘導の優勢をも結合している。]

 中共が米国のMDを無力化する切り札として「WU‐14(DF‐ZF)」を開発しているのは間違いないだろうが、「中国は我々を追い越した」との、マケイン上院議員の懸念が正しいか否かは分からない。実際には存在しなかった米ソの「ミサイルギャップ」と同様、敵の脅威を実際以上強調して、予算を獲得する目的で発言している疑いがあるからだ。

 因みに、米国が開発中の極超音速滑空機について、田中氏は次のように書いている。
 [▽米国の極超音速滑空機の開発
 米空軍は、実験的スクラムジェット計画の成功に基づいて、自国の極超音速滑空機の開発に前進が認められたことを明らかにしている。
 2013年、米国はX‐51ウェーブライダーと呼ばれる極超音速滑空機の4度目の飛行試験を行っている。B‐52爆撃機の翼から分離された後、ロケットブースターで加速された極超音速滑空機は、高度6万フィートまで上昇、マッハ5.1まで加速、3分半飛行後、燃料切れになる前に太平洋上に突入した。時速3400マイル相当のスピードで、ワシントンからアトランタまでわずか数分で到着できる。
 米空軍筋によれば、X‐51計画は、軍が加速可能なスクラムジェットを建造し、炭化水素燃料を取り入れ、飛行時における冷却を達成することであった。在来型エンジンとは異なり、スクラムジェットないしは超音速燃焼ラムジェットは、極めて少ない部品と音速以上に早く飛行する空気推進システムを必要とするものであった。]
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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
昔、あまりに禁断な兵器なんで米軍が開発中止、
ほとんどできてたのに、そのあれに似てます!

わかってやってんでしょう。

これ、いざとなると原子力ラムジェットエンジンとかにして、敵国上を超低空で放射能死の灰まきちらしながら
飛んだだけで高速衝撃波で地上を切り裂く、
それを原子力でえんえんと何か月も飛びながら
たまに小型原爆まきちらす、
そーいう、ちょーやばい最終兵器です。
聖書にのってたあれ、です。
聖書が予言してたんじゃなくて、破滅願望本能が作ったって意味で・・・

原子力ラムジェットに換装した時点で、
米軍の臨戦レベルは、ちょー上がります。
常識的には、先制攻撃もありうるレベルです。
抑止力とか屁理屈付けるのも、いいかげんにしろと言いたい。
これ、ちょーやばいです
2016/11/26 07:30

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