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zoom RSS 北朝鮮弾道ミサイル発射、安倍政権の危機管理は

<<   作成日時 : 2017/04/29 21:05   >>

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「北朝鮮弾道ミサイル発射、安倍政権の危機管理は」

 防衛省の発表によると、北朝鮮は29日5時30分頃(日本時間)、西部の平安南道北倉付近から弾道ミサイル1発を北東方向に発射した模様だ。発射されたミサイルは、約50km離れた同国内陸部に落下したものと推定されるという。一部報道によると、発射されたミサイルは対艦弾道ミサイルとされる「KN‐17」だとみられている(下写真は同ミサイルと見られるもの)。
 今回の発射で注目されるのは、発射方向が「北東」だという点だ。事実なら、シナ・ロシア領方向に発射したことになり極めて異例である。北朝鮮は一体何を考えているのだろう。
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 ところで、安倍晋三首相は現在、訪英中で日本にはいない。北朝鮮の核実験やICBM発射実験及びそれを受けての米国の限定的な北朝鮮攻撃が懸念される中で、安倍政権の危機管理はどうなっているのだろう。
 恐らく安倍首相は、各方面からのインテリジェンスを総合し、ロシア及び英国歴訪中に北朝鮮が核・ICBM実験を行なう可能性は低い、よって米国の北朝鮮攻撃もないと判断して両国訪問を決めたものと思われる。

 安倍首相は、今週月曜日(24日)午前にドナルド・トランプ大統領と30分ほど電話会談を行なった。そこでは北朝鮮情勢などについて話し合われたようだが、当然、安倍首相は北朝鮮が核・ICBM実験を行なった場合のトランプ大統領の出方を探ったことだろう。そして、仮に北朝鮮が核・ICBM実験を行なったとしても、トランプ大統領は北朝鮮に対する攻撃を命じない、との感触を得たのではないだろうか。例え北朝鮮が核・ICBM実験を行なったとしても米国が北朝鮮を攻撃しない限り、首相が喫緊に対応しなければならないほどの大事にはならない。自身が日本にいなくても大丈夫だ、安倍首相はそう判断したと思われる。

 北朝鮮情勢の緊迫化に伴い安倍首相は、外務・防衛・情報の各担当者と頻繁にミーティングを繰り返していた。首相動静を見ると、特に25日と26日は各担当者が入れ替わり立ち代り首相執務室を訪れている。
 25日は午前9時10分から北村滋内閣情報官、木野村謙一内閣衛星情報センター長(21分木野村氏退出・41分北村氏退出)。同9時42分から同10時13分、岸信夫外務副大臣、上村司外務省中東アフリカ局長。同10時14分から31分、谷内正太郎国家安全保障局長、秋葉剛男外務審議官、正木靖外務省欧州局長、片瀬裕文経済産業審議官。同10時32分から42分宮島昭夫内閣府国際平和協力本部長、石兼公博外務省総合外交政策局長。同10時43分から同11時39分、谷内氏、杉山晋輔外務事務次官、秋葉氏、正木氏。午後0時39分から58分、金杉憲治外務省アジア大洋州局長。同1時45分から53分河井克行首相補佐官(外交担当)。同2時1分から谷内氏、杉山氏、秋葉氏、25分、正木氏加わる(41分全員退出)。同3時59分から4時12分、谷内氏、北村氏、石兼氏、岡真臣防衛省防衛政策局次長、河野克俊統合幕僚長。同4時16分から31分、長谷川栄一首相補佐官、兼原信克官房副長官補兼国家安全保障局次長、山野内勘二外務省経済局長、嶋田隆経済産業省通商政策局長。
 26日は午前8時53分から9時19分、谷内正太郎国家安全保障局長、秋葉剛男外務審議官、正木靖外務省欧州局長。午後2時1分から25分、谷内氏、北村滋内閣情報官、石兼公博外務省総合外交政策局長、前田哲防衛省防衛政策局長、河野克俊統合幕僚長。同4時29分から52分、北村氏、同4時53分から同5時7分、秋葉氏、正木氏。同5時8分から37分、鈴木茂樹総務審議官、秋葉氏、正木氏、松島浩道農林水産審議官、片瀬裕文経済産業審議官、田端浩国土交通審議官、真部朗防衛審議官、武内良樹財務省国際局長。
 北朝鮮情勢の検討だけでなく、ロシア及び英国首脳との会談のための打ち合わせも含まれていると思われるが、日本を留守にするにあたり入念な準備が行なわれていたことが窺われる。

 ところで、肝心の日露首脳会談だが、北方領土問題でこれといった成果はなかった。まあ、予想されたことだが、かと言ってウラジーミル・プーチン大統領との会談が無駄だったとは言えないだろう。安倍首相にとってプーチン、トランプという米露首脳と親密な関係を保っていることは大きな政治的資産である。28日付産経新聞には以下の記事が出ていた。
 [首相、米露の橋渡し
 シリアめぐる対立 解消狙う 日露首脳会談
 北朝鮮による核実験や弾道ミサイル発射の脅威が高まる中で27日、安倍晋三首相はロシアを訪問した。留守中に北朝鮮が暴発すれば危機管理が甘いと野党の追及を受けるのは必至だ。それでもプーチン露大統領との会談を優先したのは、北方領土交渉の推進を維持するとともに、シリア情勢をめぐり関係が冷え込むトランプ米大統領との橋渡し役を担うためだ。  (石鍋圭)

 「トランプ氏とプーチン氏はきっとうまが合うと思う」。今月18日、安倍首相は来日したペンス米副大統領を首相公邸に招いた際、こう語った。トランプ氏との個人的信頼をいち早く築き、プーチン氏にも太いパイプを持つ首相の言葉にペンス氏はうなずいた。
 安倍首相とペンス氏の会談は、米国がアサド政権の空軍基地に59発の巡航ミサイルを撃ち込んでからわずか10日後。シリアをめぐり米露が対立する中、オバマ政権時代なら安倍首相は訪露中止を求められたに違いない。
 ペンス氏は「日本がロシアと話してきてくれることは賛成だ」との反応を見せ、日本側を安堵させた。
 米側はもとより、ロシアとの決定的な決裂を望んでいない。プーチン氏にとってもトランプ政権の考え方など有益な情報をもたらす安倍首相の位置づけは高まっている。外務省幹部も「トランプ氏とプーチン氏がまだ会談していない今、安倍首相の価値は非常に高い」と指摘する。
 しかし、シリアをめぐる米露間の隔たりは大きい。北朝鮮情勢でも米露の立場は必ずしも一致しておらず、仲介は容易ではない。]
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 北方領土交渉で何も進展がないのは残念だが、安倍首相に米露の橋渡しができる可能性は少なくない。例えそれができなくても、米露首脳にとって安倍首相の価値が下がることはないだろう。むしろ米露が対立するほど安倍首相の価値は高まる。

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おそらくは、

A、キタの処理は、キム派排除とキタの非核化であって、
統一朝鮮などで、米勢力圏下とはしない。
中立的厨狂側政権、緩衝地帯として残る。

B、キタに現存するロシア利権については、
海洋連合側の預かり知らぬところであり、干渉しない。

C、上記戦略目標を達成するために、一時的に
侵攻等があったとしても、
可及的速やかに撤収する。
むしろそれが本意である。

このような説明があったのではないか?と思います。
また、この局面は、ロシア側からの石油供与なども
控えてほしい要請もあったかと。

推測ですが、動きの印象として、
あべさん自体が、まるで、海洋連合国務長官
のような動きになってるのは事実です。
特に、米国が動きづらいけれども、海洋連合として重要な地域、ベトナム、インド、ロシア、
そして連合内の調整、英、豪、そしてシンガポール、
それを密接なトランプとの電話連絡取りながらやってる印象です。すなわち、

D、不在中に朝鮮で有事勃発したとしても、
やらなければならない役割分担の任務である。
ずばり言えば、あべが居なくても朝鮮で戦闘はできる。
が、あべがいなければできない海洋帝国外交が在る。

単純にそんなとこでしょう。
もちろん、あべさんが出張中に米軍の先制攻撃日程は無いわけです。
だいぶ単純にそんなとこかと。
帝国・国務長官ですね。
米国務長官より一格上な印象もあります。
以前では考えられないことです。逆でした。
キタの処理問題
2017/04/30 11:53
軍事的には、自衛隊の諸君は、
「サイコロ」反復シミュレーションゲーム、
サイコロを振ることが大事です。
それをやってください。

秋山参謀がやってたことです。
余裕があれば、児玉乃木秋山騎兵総監も必ず実施したでしょう。

ニンゲンのアタマ自体に、偶然と手順計算外の
イメージを、無意識の次元で強化する必要があるのです。
将帥も参謀も。

そのためには、コンピューターランダムサイコロで無く、
手でサイコロを振る必要さえ、あるのです。
自分の無意識を鍛える必要があるのです。
この後に及んで、いや、実戦に臨むからこそ、その臨戦まで、おのれの無意識を鍛える必要があるのです。
まったく別の作戦戦術指揮の心理的研究からも、
その必要性は重大視して提示されてるはずです。
廟算
2017/04/30 11:59
A、朝鮮戦争は北朝鮮の完全な奇襲で始まっている
B、拉致などを行っている
C、自国民を数百万人餓死させようが、恐怖政治=一種の内戦、で多数殺害しようが、へっちゃらである

D、いちかばちか、核を含む先制奇襲もありうる。

D1、受け身に立つと、キム殺害される可能性が増す。
D2、奇襲した方が、かなり有効な打撃が実施できる。受け身からの反撃では、ほとんど戦力が発揮できない。
D3、防御の動員状態を続けることが、経済社会的に無理。農業動員的にも無理。
D4、防御動員を外した瞬間、米側の奇襲を食らうのが怖い。

D5、ゆえに、先制奇襲から何らかの政治的引き分けまで持ち込むシナリオを大真面目で検討している可能性がある。

D6、その場合、初撃は核攻撃せずに、攻撃成功させ、
どこかの時点で、核を含む恫喝で、政治的引き分けと
体制保存に持ち込む。

D7、米軍の戦術核自体を奪取することを目標とする作戦

E、成功確率10%夢想だとしても、それ以上悪い、
確実にキムの命が危険とキタ側が感じた場合、
実行される可能性がある。

F、ある程度の軍事的、恐怖民間攻撃的成功の上で、
F1、たとえばソウル砲撃と特殊部隊攻撃で大打撃成功
その上で、威嚇脅迫の核攻撃成功
F2、たとえば、
釜山核攻撃
原発への広範囲攻撃
南朝鮮高空電磁核攻撃(これは開戦時かもしれない)
が成功した場合、それを核攻撃拡大の脅迫として、
政治的な妥協をこちら側に要求してくる。

たとえば、ニホン主要部超高空電磁核攻撃なでも
脅迫に使える。
なかなか恐怖な脅迫となる。
歴史的事実を無視
2017/04/30 13:54
地下トンネル避退であることが、敵キタ狂のよりどころである感じです。
核、核生産施設、核運搬手段移動ミサイル等、さらにはソウル砲撃軍団自走砲、自走ロケット弾トラックなど。
そしてキム首脳部避退シェルター。

これって、一時的に入口占拠して、色んな攻撃法あると思います。
気体爆弾、爆風爆弾
ちょっとあれだけど場合によって報復化学兵器

そこんとこ、敵さん、抜けてる可能性もあります。
また、入口に集中防御するなら、打撃し続けながら、
観測哨を作り、ピケット張ることもできます。
また、空気取り入れ口から、なんか流し込むこともできます。汚物とか。
トンネル系
2017/04/30 20:32
A、やはりロシアは、経済封鎖と原油ガス市況のゆるみは経済的にかなり辛い

B、キタ問題である程度の協力、無駄なので核廃棄強要とかでは無く、ロシアの軍事不介入とキタへの原油援助、軍事協力、等を停止するなら、

C、経済封鎖の部分解除、ニホンのロシアへの経済協力等を実施する

くらいの裏取引を持ちかけた可能性はあると思います。

と同時に、何らかの警告的脅迫、間接的に、ですが、
そのくらいも、さもなくば、との意味でソフトにあった可能性はあると思います。
裏取引
2017/04/30 22:36

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