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zoom RSS 海自、初の米艦防護

<<   作成日時 : 2017/05/01 21:28   >>

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「海自、初の米艦防護」

 海上自衛隊のヘリコプター搭載護衛艦(DDH)「いずも」が、自衛隊法第九十五条の二「合衆国軍隊等の部隊の武器等の防護のための武器使用」に基づき、初めて米艦船を防護するという。1日付産経新聞は次のように伝えている。
 [海自、初の米艦防護
 北に圧力 安保法新任務 きょう出航
 政府が緊迫化する北朝鮮情勢を受け、海上自衛隊のヘリコプター護衛艦「いずも」による米海軍補給艦の防護を行なうことが30日、分かった。昨年3月に施行された安全保障関連法に基づく米軍の「武器等防護」としては初めて。すでに稲田朋美防衛相が任務を命じており、核・ミサイル開発を進める北朝鮮の挑発行動に対し、日米両国が連携して圧力を加える狙いがある。
 政府関係者によると、いずもは護衛艦「さざなみ」とともにシンガポールで5月に開かれる国際観艦式に参加するため、1日に海自横須賀基地を出港。東京湾を出たところで米海軍補給艦と合流して西へ向う。補給艦は、北朝鮮に対する警戒で日本海周辺に展開している米軍艦艇に燃料などを届ける。
 昨年3月に施行された改正自衛隊法95条では、日本の防衛に貢献する活動に従事する米軍艦艇などを守る「武器等防護」が可能となった。武器等防護は相手国軍の要請に基づき行なわれ、防護を行なう隊員と防護対象をあらかじめ指定する。許される武器使用は必要最低限で、活動現場が戦闘地域となれば撤退しなければならない。
 いずもは最大14機のヘリコプターが搭載できる。米補給艦に近づく他国軍潜水艦の警戒・監視にあたる。ただ防空能力や攻撃能力を必要最低限しか装備していないため、他の護衛艦が加わる可能性もある。武器等防護は安保関連法の施行を受けて昨年12月に運用指針を決定。今年1月に自衛隊単独で図上演習を行なった。]
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 自衛隊法九十五条の二は、「平和安全法制(整備法)」(我が国及び国際社会の平和及び安全の確保に資するための自衛隊法等の一部を改正する法律)において、第九十五条「武器等の防護のための武器使用」(注:改正で「武器等」の前に「自衛隊の」を追加)に追加される形で新設された。条文は以下の通り。
 「自衛官は、アメリカ合衆国の軍隊その他の外国の軍隊その他これに類する組織(次項において「合衆国軍隊等」という。)の部隊であって自衛隊と連携して我が国の防衛に資する活動(共同訓練を含み、現に戦闘行為が行われている現場で行われるものを除く。)に現に従事しているものの武器等を職務上警護するに当たり、人又は武器等を防護するため必要であると認める相当の理由がある場合には、その事態に応じ合理的に必要と判断される限度で武器を使用することができる。ただし、刑法第三十六条又は第三十七条に該当する場合のほか、人に危害を与えてはならない。
 2 前項の警護は、合衆国軍隊等からの要請があった場合であって、防衛大臣が必要と認めるときに限り、自衛官が行うもととする」

 この条文の要点は、自衛官が平時に合衆国軍隊等の武器等の防護が可能になったこと。ただし、戦闘行為が行なわれている現場では実施できない。また、危害射撃は正当防衛・緊急避難に限られる。そして、合衆国軍隊等からの要請で実施されることだ。
 この改正が行われた時、そもそも米軍は自らの力で自らを守ることができるので、自衛隊が世界最強の米軍を防護しようという発想自体が滑稽だとする批判があった。
 しかし、今回のように補給艦等、防護能力の低い米海軍艦船等を自衛隊が防護することは充分合理性がある。
 また、米軍等からの要請があってから防衛大臣が承認する必要があるので、時間的間に合わない場合が出てくるとの批判もあったが、平時においてはこの点はあまり問題にならないと思われる。

 産経の記事にはないが、他のメディアによると、「いずも」による防護は、房総半島沖から四国沖までとのことだ。件の補給艦は、日本海で行動する米艦船に対する補給に向うのだから、四国沖までしか防護を実施しないとすれば不可解だ。防護するなら日本海まで防護するのが当然だろう。
 推測するに、「いずも」がシンガポールに行くついでに、米補給艦の防護を一度やってみるというところに主眼が置かれているということだろう。実際のところ現状は、補給艦の防護が必要な状況ではない。
画像

 一方、日米英仏の4カ国は3日からグアムなどで初の合同訓練を行うという。4月30日付産経新聞は次のように報じている。
 [日米英仏、合同訓練へ
 仏揚陸艦 佐世保に寄港
 日米英仏4カ国による初の合同訓練に参加するため、フランス海軍の強襲揚陸艦「ミストラル」が29日、海上自衛隊佐世保基地(長崎県)に寄港した。米英仏は朝鮮戦争の国連軍参加国で、合同訓練には核・ミサイル開発を強行する北朝鮮に圧力を加える一方、東・南シナ海で強引な海洋進出を続ける中国を牽制する狙いがある。
 艦長のシャルジェール大佐は「ともに手を携えて訓練することで、日仏両国の相互運用性を高められる」と述べた。
 合同訓練は5月3日から22日まで米領グアムなどで実施。ミストラルは英海軍ヘリコプターを搭載しており、水陸両用作戦を担う陸上自衛隊の西部方面普通科連隊員や米海兵隊員らも乗せて、5月5日に佐世保を出港する。海自の輸送艦「くにさき」と共同訓練を行ないながら南下し、グアム周辺で4カ国で上陸訓練などを行なう。朝鮮戦争は休戦中だが、米英仏は現在も効力を持つ日本との国連軍地位協定の締結国。英仏両軍も日本国内の基地を使用することができる。朝鮮半島で再び戦端が開かれれば、北朝鮮軍との戦いに参加することも想定される。
 一方、自衛隊は強襲揚陸艦を保有しておらず、自衛隊にとって訓練は将来の保有も視野に、上陸作戦のノウハウを学ぶ機会となる。フランスは太平洋地域のニューカレドニアなどに軍を駐留させており、中国の一方的な現状変更の試みに反対の立場だ。]

 日米英仏4カ国合同で実施する初の訓練が「上陸訓練」というところが肝だ。北朝鮮に圧力を加えるというよりも、中共の海洋浸出を牽制する狙いが込められているのは間違いない。それも、米海軍の強襲揚陸艦ではなく、英海兵隊員も乗り組む仏海軍の「ミストラル」を使って行うところが重要で、英仏も中共の海洋浸出に強い懸念を抱いていることを目に見える形で示すことができる。

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コメント(11件)

内 容 ニックネーム/日時
海洋連合合同洋上補給ステーションです。

  <DD等護衛

     <いずも高速補給
        <それにも補給米艦

けっこう、一体で複雑な組み合わせぽいです。
洋上補給ステーション
2017/05/02 01:52
英どころか仏まで、ずいぶんと突っ込んだ連合艦隊ぶりだと思います。1枚乗りたい、ってとこです。真剣に。

ミストラル級、なかなかばかにならない新鋭汎用揚陸艦です。
特に、おおすみまでなので、ニホン海兵隊の補強にぴったりです。
けっこう、本気ですね。
場合によっては実戦もありそうです。
また、各国軍とも、かなりその気になって来ましたね。
特に仏は、海洋連合に一枚かみたいんでしょう。

ベトナムと仏は、大陸沿岸でも、こちら同盟に本格的になるのかもしれません。

非常に創造的で面白い企画だと思います。
軍の健全な自律性は、裏面で着々と進展しつつあります。
健全な自律性も必要、文化です。戦闘文化です。
文民統制のイメージが狭あいなのです。
それでは、独裁者に利用されるのがオチでしょう。
海洋連合艦隊
2017/05/02 02:00
ミストラル
 半島大陸沿岸国家の装備としては、なかなか
気の効いてる半端艦だと思います。

一方、

いずも
 運用状況見ると、珊瑚海海戦で沈んだ日米艦機の
教訓を十二分に生かして体現した不思議な最強半端艦です。
動きは、珊瑚海で沈んだ、
ネオショー輸送艦と小型空母祥鳳みたいな性格の艦になってます。
既に、これは米F35B隊を一時積んで運用できます。
珊瑚海では策敵も前衛の作戦機運用も問題だったのですが
大鑑の誘爆喪失の教訓もあったのですが、

いずも F35Bステルス統合戦
30ノット高速給油艦が
米のステルス統合垂直離着陸統合偵察戦を載せて
単行運用ができる。
護衛付けても良いのだが、生残性もコスト性も良いので
統計的に立体連携で単行運用でかまわない。
他の補給艦の立体的護衛の要の司令艦にまでなっている。

SFちっくな、珊瑚海海戦のすべての教訓を詰め込んだような艦になってます。しかも米日またがった運用。
ジェダイの思考回路と言うのは、このようなものなのでしょう。
実際、厨狂空母艦隊のひとつやふたつ相手にできます。
他艦、他航空隊とも連携するのですが、
連携戦闘の要になりえます。
それやりながら在来型補給艦の護衛もやるわけです。

やはり、と言うか現実は想像以上、ネタ級にぶっとんでます。
怖るべしジェダイ。
ミストラルといずも
2017/05/03 05:45
原子力空母は、燃料補給いらないのは魅力ですが、
目標として、高価値すぎるのが難点です。が、

A、前衛として威力偵察誘導戦闘しながら、
B、護衛DDの補給ができる
C、対潜対空対艦の露払いができる

実は立体的に、原子力空母のぜい弱性を
カバー、目標分散、威力偵察間接防御してます。

<前衛いずも  <原子力空母

側衛でも後衛でも、時間差出撃含め出処進退自由に
連携できます。作戦運用的にも練度差が敵我ですごい
出るでしょう。
しょせん敵は、15ノット給油艦が全時間随伴なのです。

これは、ある意味、たいへんな艦ができたものだと思います。
しかもその価値は隠されていてわかりずらく、
半端な敵にはわかりません。
運用ひとつでも、作戦的にも真似するのは、
難しいでしょう。

シロートには、おすすめできない。
立体的に原子力空母の価値を倍増
2017/05/03 05:53
地味に見えて、ニホン艦隊で、
対厨参戦の場合の側面戦闘の主力になりえます。

 <そうりゅう   ↑★米原潜
  <あきづき     ↑◎米空母艦隊
    <いずも

なかなか、ネーミングもシャレ効いてますね。
たしかに、足りないのは、ズムウォルトと
未来型艦砲新DEな気もします。ステルス性欲しいです。
立体連携単艦運用
2017/05/03 06:02
これが、「接近拒否・領域拒否」の結末、
ネタばらし、ってとこでしょうか?

敵の唯一の活路は、
核戦争
ですが、実際には、
キタで一地方都市壊滅が精一杯。
報復で国滅亡〜民族壊滅まで好きに選べる
厨狂も、ニホン大打撃は可能ですが、壊滅は確証が無い。
報復は、厨獄社会の背骨を折る〜徹底壊滅も可能です。
この場合は、決意を固めた瞬間に、米の先制打撃までありえます。
それが、米に取っていちばん安全だからです。

敵にとっては、なかなか由々しき事態です。
ゴロツキのように脅迫もできましょう。が、
その代償として、いちいち厨獄社会の滅亡がかかってしまいます。相打ちになるとは限りません。
先制されたら、たいして打撃できません。
ネタばらし
2017/05/03 06:08
ニホン放置した場合の
ニホン単独、対キタ戦争>核戦争
>対厨核戦争エスカレーション>ニホン壊滅もしくは
>>いずれにせよ、米含む人類滅亡危機の世界

究極的な危険が比較になりません。

ニホン放置はありえません。
米マスゴミがニホンマスゴミがどう夢想しようが、
その選択ツリー未来歴史のジェダイ研究レポートは
既に出ています。
それを読んで、当選大統領がどう思うか?
です。
軟弱なら、最終的には、CIAによる暗殺までありえます。
未来的には。
米と世界の滅亡がかかるからです。
奸国人のココロの問題なぞ、ウジ虫に食わせる犬のクソ程度のハナシです。
ありえない米のニホン放置
2017/05/03 06:13
も同様です。奸国人の犬に食わせるウジ虫のクソくらいの問題です。マジです。

人類滅亡、
それに直結します。

しかもそれは、おのれのココロの満足と、カネ、個人収入のためです。
20年かかればガンでおのれが死ぬから美談ですか?
単に節制が足りなくて享楽におぼれたからでしょ?

水に落ちた厨狂の犬は、徹底的に叩くつもりです。
それが人類のためです。
厨狂と心中すれば良いのです。
それにニホンが巻き込まれて良い道理は1%も無いです。
ニホン人の偽善クソ平和主義マスゴミ詐欺平...
2017/05/03 06:20
やはり世の中には許されない狂気はあったのです。

A、毛沢東文革
B、核による恐怖の均衡

ならば、

C、貧乏人による核恐怖の均衡。核をもてあそぶ行為
D、核武装国家による故なき反日と好戦

これも実は許されない狂気。

石平さんも断腸の思いで国を捨てたのだと思います。
そのくらいの狂気が毛沢東文革にはあったのです。

同じことをニホンがやるなら、俺も国を捨て
ニホンを討ちます。
やって良いことと悪いことがあるのです。

そうならないよう、現時点で最低限の根性を見せるべきです。
最悪のシナリオは、

A、マスゴミサヨクの主導権獲得
B、ニホン孤立と事件勃発
C、反動によるニホンの極右化
D、ニホンからみの核戦争
E、ニホン壊滅と世界の終わりの始まり

これが、最悪のシナリオです。
泣きごとが多すぎ。
許されない狂気
2017/05/03 06:27
今回は実地の対厨シミュレーションみたいな面も強いです。戦略がジェダイ流。

A、やはり、次世代大鑑は、いずも拡大型が良い。
あえて強襲揚陸艦型を避け、
ウェルドック無し、高速兵站フラット艦。
F35B搭載、オスプレイ搭載、選択によるマルチ艦。
対厨対艦戦闘と台湾南西救援を強く意識。

B、今回、キタに対して厨狂の締め付けが実効上がらないなら、海洋連合側の台湾防御テコ入れを実施する。

C、ニホンのベトナム救援担当の実戦力も今回見えて来た。充分可能。ドミノ倒しは許さない。
最大の場合、第7師団でハノイ防衛までやる。
今後の課題だが、充分可能。
次世代大型艦
2017/05/03 13:32
WW2のニホンの戦時賠償とか原罪あるとかいったいどういう寝言か!

もし、当時の世界を支配した帝国主義による生存の意味で、なんらかの罪があるならば、

A、ベトナムの救援と独立を無償で支援、救援する

ことによって、罪滅ぼしとしようではないか!
それが、解答となります。

B、フラット兵站艦とF35B
フラット兵站艦が兵站とトラック載せることにより、
ベトナムに兵站大隊連隊を一発で送り込むことが可能。

C、そこにF35Bをローテ載せ替えて、前衛空母として
戦闘させることが可能。

B2、フラット兵站艦とオスプレイヘリ軽歩兵
最初の救援を上記ユニットとすることもできる。

PR、危機が迫った時、南ベトナムに航空基地を開設し、
汎用戦闘機と汎用爆撃哨戒機P1を送り込み、
制海することもできる。

D、なっちゃんワールド、台湾のなっちゃんレナを出してもらい、
将来のおおすみ拡大輸送艦型、徴用民間戦なども利用し、
第7師団をハノイ防衛に送り込むこともできる。
米機甲旅団よりも、兵站的に軽負担で戦力はなかなか出る。特にやや狭あい地形防衛に強い。
全海洋連合的に、防衛テコ入れにもっとも適当な軽兵站機甲部隊。それは台湾救援でも実は同様だが。
罪滅ぼし
2017/05/03 13:45

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