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zoom RSS 「不動のオーダー」が安倍内閣の強み?

<<   作成日時 : 2017/05/02 21:06   >>

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「『不動のオーダー」が安倍内閣の強み?」

 30日付日本経済新聞電子版によると、4月の同社世論調査で安倍晋三内閣の支持率は60%と、前回3月調査の62%と比べてほぼ横ばい。不支持率は36%(前回38%)だった。自民党の支持率も45%(同45%)と堅調。一方の民進党は9%(同8%)と、党勢回復の兆しは見られない。
 また、1日に発表されたJNNの世論調査では、内閣支持率は6.3ポイント上がって63.3%、不支持率は5.8ポイント下がって34.8%だった。政党支持率は、自民39.9%(+7.5)、民進党は6.8%(−0.7%)だった。
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 内閣支持率に今村雅弘前復興相辞任の影響は見られなかった。安倍首相はホッとしていることだろう。安倍内閣が高い支持率を維持している理由の大半は、民進党の体たらくにあると思われるが、加えて、重要閣僚と首相官邸スタッフが「不動のオーダー」であることが安倍内閣の強みであるとの見方がある。
 4月25日付日本経済新聞電子版に清水真人編集委員の「安倍流2000日『不動のオーダー』の強みとリスク」と題した記事が出ていた。
 清水氏は、「首相の安倍晋三の通算在職期間が2000日に迫り、5月末に憲政史上で第5位に浮上する。再登板後の4年半で際立つのは、重要閣僚と首相官邸スタッフを固定した『不動のオーダー』だ。忠誠度の高い顔ぶれが連携と経験を重ね、強固な権力中枢を形作る。半面、代えたくても代えられず、走り続けるしかない事情や『金属疲労』ものぞく。ポスト安倍期の自民党政権の持続可能性まで見通せば、リスクも潜む」と指摘する。

 安倍首相と麻生太郎副総理兼財務相、甘利明前経済相、菅義偉官房長官の4人は、第1次安陪内閣以来の盟友で、第2次内閣ではこのカルテットで金融緩和、財政出動、成長戦略のアベノミクス3本の矢を主導したが、昨年1月、甘利氏が政治資金疑惑で引責辞任すると、残った3人のバランスが崩れ、消費税増税の再延期や衆院解散・総選挙見送りを巡って麻生氏と菅氏がぶつかったという。
 安倍首相は、いずれも菅氏の進言に乗り、増税実施や早期解散を説く麻生氏を退けた。これで政権中枢に亀裂が入りかけたが、安倍首相は、政権の最重要課題に浮上した日米経済対話という「晴れ舞台」を麻生氏に主導させることで、安倍・麻生・菅の権力のトライアングルの結束を固め直すことに成功した。
 霞が関では、安倍首相が自民党総裁任期の3期9年を完投するなら麻生氏も副総理・財務相を9年間、全うするのではないか、とみられているという。そうなればバランス上、菅氏も動かし辛いとなる。そして第4の男、岸田文雄外相が「不動のオーダー」に名を連ねる。

 さらに、清水氏は次のように述べている。
 [「不動」のコア4人に加え、安倍に近い保守派の女性議員で総務相の高市早苗と防衛相の稲田朋美も4年半、党三役か閣僚の座を占め続ける。経済産業相の世耕弘成と1億総活躍相の加藤勝信も安倍直属の官房副長官を務めてから入閣した旗本直参。この8人に甘利の後任の石原伸晃が加わり、官邸主導の両輪である国家安全保障会議と経済財政諮問会議を牛耳っている。
 (中略)
 官邸を支える実務スタッフにも分厚い「不動」の布陣を敷く。その筆頭は安倍最側近と言える経産省出身で首席首相秘書官(政務)の今井尚哉だ。同省の先輩でロシアなどとの経済外交戦略を練る首相補佐官の長谷川栄一らとの連携から、「経産省内閣」と呼ばれる政策の安倍カラーがにじみ出る。2人とも第1次内閣の官邸リベンジ組だ。
 官邸の事務を統括する官房副長官の杉田和博(警察庁出身)は官僚人事など霞が関全体や皇室・宮内庁との関係を受け持つ。インテリジェンス担当で内閣情報官の北村滋(同)は今井と同じく、第1次内閣の首相秘書官。首相補佐官の和泉洋人(国土交通省出身)は菅の信任が抜群で、政策全般の舞台裏で調整に動く「影武者」的存在だ。
 安倍の「地球儀を俯瞰する外交」を下支えするのは、元外務事務次官で国家安全保障局長の谷内正太郎と、元外務省国際法局長で官房副長官補の兼原信克だ。官邸スタッフは大半が政治任用色の強い特別職だが、これだけ大規模な陣容で4年半も「不動のオーダー」を堅持した内閣は前例がない。
 中枢官僚も官邸スタッフも、第1次内閣の挫折の「経験者」が目立つ。二度とあの失敗は繰り返すまい、とのリベンジ意識を安倍と共有する「チーム」は政権維持の経験値を上積みしてきた。政権が安定している限り、結束力の固いチームの編成は代えたくないのが人情ともいえるが、代えられない事情もある。一つは自民党の人材難だ。
 (中略)
 物議を醸す閣僚は、安倍が派閥均衡や当選回数による年功序列など「古い自民党」の論理にあえて配慮した初入閣組みに目立つ。巨大与党でも、働きざかりで使える人材は限られるのが現実だ。
 官邸スタッフも、安倍や菅の信任を得てインナーサークルに入れる者と入れない者の間にはっきり線が引かれている。安倍や菅の秘書官も定期異動よろしく各府省が出向者を入れ替えるような人事はできなくなった。]
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 「代えるに代えられない」のなら、安倍首相は「古い自民党の論理」に配慮することなく、適材適所でこれはと思う人物を閣僚等に抜擢し、「不動のオーダー」で内閣を運営すれば良いと思うのだが、そうすると党内で不満が爆発しかねない。なにせ「永田町は嫉妬の海」と言われるそうだから、円満に党を運営するには人事面での配慮は欠かすことができないのだろう。安倍首相も辛いところだ。

 それよりも問題なのは、ポスト安倍政権だ。清水氏は次のように指摘している。
 [「不動のオーダー」の真のリスクが顕在化するのは、ポスト安倍政権かもしれない。重要閣僚を担える若手議員がどこまで台頭するかは未知数。現官邸スタッフの大半も「二君にまみえず」でごっそり去るはずだ。官邸主導の政策決定の比重が圧倒的に高まる中で、新首相が独自の人脈を手操って「官邸マシン」を編成し直し、円滑に動かすのは並大抵ではない。]

 「不動のオーダーのリスク」というより、自民党の人材難のリスクだ。安倍氏の総裁任期延長がすんなりきまったのも、自民党内で人材難が自覚されているからだろう。

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