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zoom RSS 自民党こそがポピュリズム政党

<<   作成日時 : 2017/05/09 21:26   >>

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「自民党こそがポピュリズム政党」

 現地時間の7日に投開票されたフランス大統領選で、エマニュエル・マクロン氏が勝利した。EUからの離脱を訴えていた国民戦線のマリーヌ・ルペン候補が敗れたことで、ひとまずEUの危機が回避された、との安心感から、8日の東京株式市場では株価が年初来高値を更新したが、安心するのは早いだろう。
 社会党、共和党の2大政党の候補者が決選投票に進めず、殆ど政治経験のない独立系のマクロン氏が選ばれたことは、フランス政治が未知の領域に入ったことを意味する。ど素人のドナルド・トランプ氏が選ばれた、米大統領選と同様、ポピュリズムのうねりに飲み込まれた選挙と言える。
 大衆が既存の政治家にNoを突きつけ、経験不足の不安があっても、清新さに漠然とした期待を抱くという傾向は今後も続くと思われる。政治未経験のリーダーが、大衆の期待通りの働きができればよいが、それができなかったときにどうなるか、大衆の熱情がどこに向うか、予想がつかない。
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 翻って我が国の政界を見てみると、昨夏の東京都知事選では、自民党、民進党という2大政党の推す候補者が落選し、小池百合子氏が当選するという今回の仏大統領選に似た様相を呈したが、国政レベルでは、非既成政党が次期衆院選で過半数を獲得するなどということは全く想像できない。
 老舗政党の自民党が、次期衆院選でも過半数を維持することはほぼ間違いなく、その意味では、欧米を席巻するポピュリズムに我が国は毒されていないかのようにみえる。
 8年前、平成21年夏に我が国の大衆は熱に浮かされたかのように民主党政権を選んだが、民主党の稚拙な政権運営の所為ですぐに熱は冷め、自民党が政権に返り咲いた。
 民主党政権の失敗を経験した我が国の大衆は、大衆迎合的な甘い言葉ではなく、現実的で漸進的な政策を支持するようになったかのようにみえる。これが、現在の安倍晋三政権の高い支持率の理由だと説明できそうに思える。

 我が国では、保守政党とされる自民党が既存の制度を改革することや、新しい制度を導入することに積極的で、民進党や共産党が制度改革に消極的で、既得権を必至に維持しようとする超保守的な政党にみえる。
 TPPが典型だが、国境の壁をできるだけ低くし、グローバリゼーションを推進するという政策を、自民党の「保守政治家の星」とされる安倍首相が推し進め、グローバリゼーションの本家本元である共産党が反対するという倒錯がみられる。それはなぜなのか?

 答えは簡単で、自民党が本来の意味の保守政党ではなく、「現世利益第一政党」だからであり、共産党は「日本共産党を保守するための政党」に成り下がっているからだ。
 TPPがバラ色の未来を約束してくれるとは到底思えないし、保守層からの支持も高くないのだが、それでも安倍政権がこれをなんとしても成就させようとするのは、経済界などからの強い要望があるからだ。主義主張よりも現世利益を第一に考える自民党だから当然の行為なのだ。
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 安倍首相は保守主義を理解していない、とは言わないものの、自民党総裁として、また、政権維持のために「現世利益第一」と考えているのは間違いないだろう。
 この現世利益第一こそは、「○○ファースト」そのものであり、ポピュリズムの心髄である。なんのことはない、自民党はその前身時代から、ポピュリズム政党の代表なのだ。だからこそ、一時の浮気はあっても結党以来、概ね大衆に支持されているのである。そして、我が国に欧米でみられるようなポピュリズムの大きなうねりがみられない理由がここにある。

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あべさんはともかく、

A、自民党は現生利益優先の単なる利益連合体

地主連合みたいな気もします。田舎では。
ずっとそうだった、むしろ最近のが違う趣も、って感です。保守では無いです。
保守だとしてもその利益連合体を利用するしか方法は無いわけです。

B、日本共産党を保守する政党
C、創価学会を保守する政党
D、各種特殊権益団体を保守する政党=民進党

もう、こればっか・・・
何も無いですよ。

俺的には、
R、世界海洋連合に積極参加して主導権の一翼を担う
これが政治的な希望です。
そんな感じだと思います
2017/05/10 02:39
主の言われるように、仏大統領の大戦略に実体は無く、
危ういものがあると思います。
へたすると名ばかり極右のルペンのが安定してた、
なんて結果だってありえます。
たいして極右でも無いですよ。

一方、トランプは、ジェダイの影響力が増してるので、
結局、前のオバマよりよっぽど安定してると思います。
個人より、そっちがでかい気がします。
大戦略は世界安定コントロール核戦争滅亡の終局回避です。
大統領の人格とかココロとか、なんてのはほとんど関係無く、ジェダイの方策を採用するかどうかにかかってます。

一方、ニホンは、たぶん居る自衛隊の戦略方針建ててる和製ジェダイだけまともです。
国際状況
2017/05/10 02:45
99式自走砲だけ、以前増強してるの違和感あったのですが、意味、読めました。

A、イスラエルの弱点が唯一あるとしたら砲撃戦。
だらだら消耗戦で砲撃戦が続く歴史がけっこうある。

B、俺も早計だった。海洋両用戦中心だから、砲撃戦軽視、と言うのは、歴史の教訓からして間違いだった。
準戦時みたいな長期消耗戦でえんえんと砲撃戦続いてたりとかけっこうある。
いくら島国とは言え、同盟国防衛など、
急速激突戦ばかりで無く、低強度戦争など含め、
むしろ、これからは砲撃戦も重視した方が良い。

R、その意味では、99式は最強の対砲撃戦装備。
次世代装輪自走砲も同様。

俺のが早計だった、想像力無かった、
思った以上に、現状でも対厨優勢だったのもある。
さすが、ジェダイ、と言ったところ。
ほんとに居るかはわかりませんが。
砲撃戦
2017/05/10 02:50

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