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zoom RSS 防衛省トップ3人辞任

<<   作成日時 : 2017/07/28 21:07   >>

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「防衛省トップ3人辞任」

 防衛省は28日、「日報問題」をめぐる特別防衛監察の結果を公表した。内容については防衛監察本部のホームページで確認していただくとして、これを受けて、稲田防衛相と黒江事務次官、そして岡部俊哉陸上幕僚長(防大25期)が引責辞任することになった。
 稲田氏が8月3日に予定されている内閣改造を待たずに辞任するのは、部下だけ引責辞任させてひとり大臣に居座るのはまずいと考えてのことだろう。また、東京都議選候補者の応援演説での失言も影響しているものと思われる。
 黒江氏は、日報問題がなくてもこの夏の人事で勇退すると噂されていたので、形の上では引責だが、既定の人事異動と言えなくもない。後任には豊田硬官房長が就任した。豊田氏は昭和57年東大法卒。人事教育局長などを歴任し平成26年7月から官房長。山口県出身、58歳。
 豊田氏の後任の官房長には、高橋憲一整備計画局長、その後任には西田安範大臣官房審議官が就任。渡辺秀明防衛装備庁長官が退任し、後任に鈴木良之人事教育局長、その後任に武田博史大臣官房報道官が就任。
 また、日報問題の責任者のひとり辰巳昌良統幕総括官が大臣官房付に転任、後任に鈴木敦夫大臣官房審議官が就任。 
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 岡部陸幕長の引責辞任には、いささか複雑な事情が絡んでいるようだ。28日付産経新聞に以下の記事が出ていた。
 [防衛省の内部対立 深刻
 PKO日報 背景に制服組VS.背広組 トップ相次ぎ辞任
 南スーダンの国連平和維持活動(PKO)の日報問題は、稲田朋美防衛相や黒江哲郎防衛事務次官、陸上自衛隊の岡部俊哉陸上幕僚長ら防衛省・自衛隊のトップが相次ぎ辞任する事態に発展した。核・ミサイル開発を強行する北朝鮮の挑発行動が続く中で、次の防衛相らは組織の立て直しが急務となるが、深刻化した組織内対立はそう簡単に修復できそうにない。 (千葉倫之)

 「陸自からリーク」
 「なぜ、こんなことになったのか・・・。どうしたらいいか分からない」
 陸自幹部はこう述べ、頭を抱える。混乱の発端は3月15日だ。「廃棄済み」とされた日報データの陸自内での保管が発覚し、稲田氏は特別防衛監察の実施を指示した。陸自の「戦犯」扱いが濃厚となる一方、今月18日には稲田氏が陸自の電子データ隠蔽に関与していたと報じられた。
 稲田氏の隠蔽関与報道は「陸自からのリーク」(関係者)との見方が防衛省内に根強い。岡部氏は18日以降、部内会議で毎日のように「陸自から情報発信は厳に控えるように」と指示したというが、情報流出はなくならなかった。
 岡部氏の前任の岩田清文氏の後任には当初、磯部晃一前東部方面総監と番匠幸一郎前西部方面総監が有力視されていた。しかし、次期統合幕僚長と噂された岩田氏は一昨年7月の人事で続投が決まり、磯部、番匠両氏はそろって退任した。
 岩田氏は結局統幕長には就任せず昨年6月に退任。後釜に据えられたのが岡部氏だった。防衛省関係者は「番匠氏らと異なり、岡部氏は政治的な立ち回りが得意ではない。人事上の禍根も陸自内に影を落としている」と語る。

 広がる動揺
 自衛隊の不祥事で制服組トップが辞任に追い込まれる事態は珍しくない。最近では武居智久前海上幕僚長が昨年12月、海自ヘリコプターの機種選定をめぐる不適切な手続きで訓戒処分を受けた直後に勇退した。平成20年11月には田母神俊雄元航空幕僚長が政府見解と異なる論文を投稿したとして更迭された。
 今回の日報問題は、背景に制服組と背広組の対立もあるとされるだけに、事態は深刻だ。陸自の日報データ扱いに関しては統合幕僚監部の背広組幹部が非公表を指示したほか、岡部氏が黒江氏にデータ保管を報告していた。陸自内には「なぜうちだけが悪者なのか」(関係者)との思いがある。
 防衛省は28日に特別防衛監察の報告書を発表する方針だが、折りしも北朝鮮・亀城市では弾道ミサイル発射のための機材が21日に到着したとされる。北朝鮮が28日に弾道ミサイルを発射すれば、防衛省・自衛隊が混乱する間隙を突かれることになりかねない。
 「防衛相の指揮統率のもと、内局と一緒に任務を整斉と遂行している」
 岡部氏は27日の記者会見で陸自と背広組が対立しているとの見方を否定した。
 しかし、防衛省・自衛隊に広がる動揺は、政治家と背広組、制服組のトップがそれぞれ責任をとっても、しばらくは尾を引きそうだ。]

 岡部陸幕長は、見るからに野戦将軍タイプで「政治的な立ち回りが得意ではない」という評は頷ける。磯部晃一、番匠幸一郎両将ら多士済々と言われた防大24期組を早々に勇退させた岩田清文前陸幕長の人事は陸自内に「禍根」を残したとの見方もあながち間違っていないのではないだろうか。

 岡部陸幕長の後任は、共に26期の鈴木純治中部方面総監と森山尚直東部方面総監の何れかとみられていたが、なんと26期を飛ばして27期の山崎幸二北部方面総監が起用されることになった。発令は8月8日付。
 山崎陸将は陸幕装備部装備計画課長、第4施設団長、西部方面総監部幕僚副長、陸幕人事部長、第9師団長、統合幕僚副長などを歴任、平成28年7月より北部方面総監。
 それにしても27期とは、若返りすぎではないだろうか。尚、他の将人事については明日書く。
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 また、岡部陸幕長の引責辞任により、河野克俊統合幕僚長(防大21期)の後任が陸自から出る可能性はほぼなくなったと思われる。日報問題がなければ、次期統幕長は陸自の番なので、岡部陸幕長が就任するとみられていたが、岡部陸幕長の辞任により陸は飛ばされて、杉山良行航空幕僚長(防大24期)が就任する可能性が高くなったと思われる。
 河野統幕長は、5月28日付で定年が1年延長されたので、来春までの続投は確実とみられる。仮に順番に固執して次期統幕長を陸にすると、山崎新陸幕長が就任から1年も満たずに統幕長の椅子に座ることになる。なにより、27期では若すぎる。24期の杉山空幕長が就任すれば丸く収まる。
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 一方、稲田氏の後任にはよほどしっかりした人物を据える必要がある。小野寺五典氏が適任だと思うがどうだろう。防衛大臣経験者だから省内・隊内のことは把握していると思うし、安全保障問題にも詳しい。それに答弁も安定している。
 小野寺氏以外なら、左藤章氏が良いのではないか。左藤氏は、防衛大臣政務官、自民党国防部会長、防衛副大臣を歴任しているので、防衛政策や省内・隊内事情に精通していると思われる。なにより、人柄が良い。人柄の良さで人心を掌握し、「深刻な内部対立」の解消が期待できる。
 左藤氏は、郵政民営化に反対し、小泉純一郎首相(当時)に自民党を追い出され、その後の2度の衆院選に無所属で出馬したが連続して落選の憂き目を見た。自民党に復帰できたと思ったら、今度は大阪で「維新旋風」が吹き荒れたが、それを跳ね返して小選挙区で勝ち上がってきた苦労人だ。当選回数が4回なのがネックだが、大抜擢があっても良いと思う。

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内 容 ニックネーム/日時
結局、あべさん再選時の第2次安部内閣が
好調だった、経済的にも。
GDP1.05くらいスムースに行った。
色んな意味で小野寺さんで収拾図れば良いと思います。
再任が上手く行く場合が多いです。最近全般に。
小野寺さんは、なんか外交的なツッコミも良かったです。
フランスかなんかの厨狂兵器協力にツッコミ入れてたと思います。

陸幕長はやはり、兵站系の実分評価と組織構成が出来るヒト、ってことになります。
どうしても歴史的な教訓からそういうヒトになります。
むしろその部分は、モロ、軍事センスが出てしまう部分になると思います。
大胆な言い方すれば、兵站計算できるだけ以上のセンスが欲しいです。
できないシロートさんよりは出来るヒトのが良いですが。
知識経験だけでは総司令官は無理です。
怠け者でもセンスが必要です。
もちろん知能も、です。
小野寺さん
2017/07/29 03:43
A、強力な総司令官と事務官的な総参謀
米型

B、人柄良い総司令官と実質リードする総参謀
ニホン独型

なんでか知りませんが、独かぶれ軍事の歴史がすごく
まあ俺なんかも独機甲師団大好きなんですけど、
ニホンは独型が好きです。

うまく行った例
A、日露戦争海陸

まずく行った例
B、それ以後WW2終わりまで

なんか、クラウゼビッツもちゃんと理解してない気配が強いです。単に独にかぶれてるだけで、現在の独人はニホンが大嫌いです。

日露戦争については、システムが良いので無く、
単に海軍の総参謀秋山が天才と言うか
実はよくよく米シミュレーションゲームを理解して帰国導入した。それを受け入れる度量の広さ柔軟さが海軍高級士官一般にあった。
同様に陸軍は児玉の能力と実は全体の乃木初め調整力の良さ、威勢のいいこと言ってるようで実は柔軟。

ヒトと教育、ジェダイ的な研究能力努力の問題で、
言っときますが、ジェダイが単なる超能力だと思ったら大間違いです。あれは映画で脚色がすぎます。冗談です。言うまでも無いですがねんのため断言しておきます。
総司令と総参謀
2017/07/29 03:59

結局、硫黄島司令官の栗林中将もそうなんですが、
米国帰りの将官の能力のが高いです。

あんまかぶれだけ独参謀団やっても実績ゼロの
単なる錯覚です。

ただ、それは、作戦型の花型エースの優越を意味しないと思います。
たとえば地味でも、源田より大井参謀のが統合幕僚長向きだと俺は思います。現代でもそうです。

組み合わせの妙は否定はしません。
たとえば源田総司令官で大井総参謀なら
源田が大井の言うことを理解できるなら
機能すると思います。

まあ、とにかく、ニホンは米式のが強いです。
マジ、歴史的に。

ドイツかぶれは100%錯覚です。
電撃戦もクラウゼビッツも実は理解してません。
ほんとやめた方が良いです。

戦後、国力的には、属国だろうがなんだろうが、はるかに戦前より強いです。
これは米式との相性が良いことも示唆してると思います。
米国も戦後えんえん世界支配試みて、
援助して化けたのはニホンだけです。
独もそうですが、社会基盤の強さは独のが上だったでしょう。
逆に言えばその他、南ベトナムイラクその他えんえんだめです。厨狂も米式化けはしていません。良くも悪くも。アメリカ式投資介入化けたのはニホンだけです。

もちろん1に地勢、2に潜在力と敗戦努力ですが、
米式システムと相性は良いことは多いのでしょう。

なので、こいつ、と言う素質ありそうな総司令は
長時間やらせた方が良いです。
誰かは我らにはわかりませんが。
アメリカ式
2017/07/29 04:04
A、「戦える自衛隊」へ大改革する。
具体的には兵站重視。
これは現実進行中、かなり本気も本気、大本気と見えて来た。

B、表面には出ないわかりずらい
内部要因で改革可能なのが兵站。
兵站的センスのある実力者を長期間やらせれば良い。
我らにはわからない。
また、そういう実力は自衛隊内部でも、評判になりにい。
個々人については評価不能。
方針については、間接分析で確定済み。
間違い無い。

C、冷静にハイテク地獄に対しても評価してる気配あり、
増額しない状態でも、表面には出ない兵站重視に
内部改編中と見えて来た。

D、これは、国民マスゴミ能天気きれいごと偽善主義官僚主義へのアンチテーゼであると共に、
対厨狂対ロシアについては、戦略的奇襲を食らわす要因になりうる。

E、増額実戦力=米
一部即戦力確保とともに、
潜在力態勢準備、予備動員能力拡充確保=日

いわゆる、「戦える自衛隊」への大変革、だ。
戦略的存在、帝国予備軍的存在、ってところ。
「戦える自衛隊」への改編
2017/08/01 07:12
俺自身、兵站大改革のジェダイメッセージのインパクトの一環で今回勝手に趣味で動いている。

ジェダイはやはり恐るべし。
そういう黙示的なメッセージは裏面で流れている。

A、ならばある程度、実戦があるとジェダイは見ている。
総力戦では無いかもしれないが、本格的な実戦だ。

B、だが、厨狂にとっては、生き残りを賭けた冷戦の実戦に、たぶん、なる。
できうれば早期、厨狂崩壊しますように。

C、自衛隊は、本格実戦があるとの想定に既に入っている。
奇想天外な1990年代中期のジェダイシミュレーション大規模戦争ゲーム演習の前提が
現実化して来たので、ある年代以前の高級将官は全員関わっているので、真剣になって来たのだと思われる。

ヨーダとジェダイについては、本当に怖ろしい。
これは良い意味で。
センス
2017/08/01 07:18

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