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zoom RSS 自衛隊の将人事(平成29年8月1日付)

<<   作成日時 : 2017/08/02 21:22   >>

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「自衛隊の将人事(平成29年8月1日付)」

 防衛省が1日に発表した将人事は以下の通り。発令は8月1日付。

 山本ョ人・第10師団長が退職し、後任に甲斐芳樹・第11旅団長が陸将に昇任し就任。甲斐陸将は防大28期。陸上幕僚監部人事部人事計画課制度班長、第33普通科聯隊長、陸幕防衛部情報通信・研究課長、第1師団副師団長、北部方面総監部幕僚副長、陸幕法務官などを歴任、平成27年8月より第11旅団長。
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 太田牧哉・陸上自衛隊研究本部長が退職し、後任に岩谷要・第4師団長が就任。岩谷陸将は防大28期。陸上幕僚監部防衛部運用総括班長、第4施設群長、陸幕教育訓練部教育訓練課長、第4施設団長、統合幕僚監部運用部副部長、第3師団副師団長、東部方面総監部幕僚長、陸幕人事部長などを歴任、平成28年7月より第4師団長。
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 第4師団長の後任には高田祐一・東部方面総監部幕僚長が陸将に昇任し就任。高田陸将は防大30期。陸上幕僚監部教育訓練部教育訓練課教育班長、第16普通科聯隊長、陸幕運用支援・情報部運用支援課長、東北方面総監部幕僚副長、第4施設団長などを歴任、平成27年8月より東部方面総監部幕僚長。

 森崎善久・自衛隊中央病院副院長兼企画室長が退職し、後任に大鹿芳郎・自衛隊福岡病院長が陸将に昇任し就任。大鹿陸将は防医大8期。陸上幕僚監部衛生企画室長、自衛隊中央病院救急科部長、自衛隊札幌病院副院長、陸幕衛生部長などを歴任、平成26年8月より自衛隊福岡病院長。
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 坂田竜三・統合幕僚学校長が退職し、後任に出口佳努・佐世保地方総監部幕僚長が海将に昇任し就任。出口海将は岡山大・昭和61年卒(防大30期相当)。第3航空隊司令、海上幕僚監部防衛調整官、海幕防衛課長、第1航空群司令、防衛監察本部監察官、海幕総務部副部長などを歴任、平成27年8月より佐世保地方総監部幕僚長。

 眞木信政・航空集団司令官が退職し、後任に杉本孝幸・横須賀地方総監部幕僚長が海将に昇任し就任。杉本海将は防大29期。第5航空隊司令、統合幕僚監部防衛課長、航空集団司令部幕僚長、第1航空群司令、防衛監察本部監察官、幹部候補生学校長などを歴任、平成28年3月より横須賀地方総監部幕僚長。


 なぜ今回の人事が先月28日発表の人事と一緒に発表されなかったのか分からない。しかも、8月8日付の人事よりも同1日付の人事のほうが発表が遅いというのも不可解だ。防衛省内が「日報問題」で相当混乱しているのだろうか。

 尚、1日付で背広組の人事も発令された。中村範明・防衛研究所長が退職し、後任に山本達夫・官房審議官が就任した。山本氏は昭和58年防衛庁入庁。地方協力局次長を経て平成27年10月から官房審議官。58歳。東京都出身。

 ところで、「日報問題」について2日付産経新聞「正論」欄に元防衛相の森本敏氏が「『日報問題』を意識欠如の戒めに」と題して意見を寄せている。
 森本氏が問題点として挙げているのは以下の4点だ。
 [まず第1に、行政文書は公開されることになっており、隠蔽は認められない。他方、海外に展開する部隊の報告を公開することは、派遣隊員の安全やわが方の情報収集などの面で懸念があり、今回は一部が黒塗りで公開された。日報問題の原因は、情報公開法への遵守義務に対する意識の欠如が大きい。他方、日報のような海外活動報告は公開すべき行政文書かどうか、個人の電子データをどこまで行政文書とするかなど、関連法規や取り扱いを含めて情報管理の在り方を見直すべきである。
 第2に、今回の事案で統幕総括官の活動については問題が多い。統幕総括官は、各幕僚監部の所掌事務の適正かつ円滑な遂行を図るために設置されているが、その役割を果たしておらず、大臣への補佐も不十分であった。今後、統幕総括官の各幕に対する権能につては改めて検証し、適正に機能するよう是正されるべきである。
 第3は、2月中旬に次官、陸幕長などが大臣に対して情報公開業務の流れに関して報告し、その中で日報データの存在について報告されたかどうかは明確ではないが、非公表について「了承された」と理解する陸幕と、「了承していない」と主張する大臣の意見に食い違いがおこった。大臣室でのやり取りは防衛省・自衛隊の最高の意思決定プロセスである。
 ここでのやり取りが曖昧な状況になることは、文書管理上の問題であれ許されない。こういうやり取りをして非常時の対応や作戦指揮ができるのか。この点は陸上幕僚監部と大臣を補佐する内局、大臣本人のすべてに責任がある。その結果の人事的措置は公平・公正であるべきだが、こうした問題の所在が判明したのは特別監察のおかげでもある。
 第4は、全体を通じて、データ処理の問題から不利な状況に追い込まれた陸幕の焦りや憤慨は理解できる。しかし、陸幕の法令遵守に関する意識の甘さには問題がある。それよりも、今回の事案について陸幕のマスコミへのリークと捉えられたこと自体、全く感心しない。法治国会の中で行われる実力組織の主張と行動は合法的であるべきだ。]

 陸上自衛隊(陸自に限らないかもしれないが)に「情報公開法への遵守義務に対する意識の欠如」があったのは間違いないだろう。公開すると不都合な部分は「黒塗り」して出せばいいだけなのに、なぜそうしなかったのか不思議だ。「できるだけ公開したくない」との意識が働いていたとしか思えない。
 また、「統幕総括官の活動については問題が多い」と認識しているのは森本氏に限らない。新たに総括官に就任した鈴木敦夫氏の働きが注目される。
 そして、殊に問題なのが、岡部俊哉・陸上幕僚長が強く戒めたにもかかわらず、陸幕からの情報リークが止まなかったことだ。「陸自のクーデター」と評した新聞もあったが、「クーデター」は大袈裟にしても、陸幕内部のタガが緩んでいるのは間違いないだろう。どこよりも厳格な規律が求められる軍事組織にあって、トップの指示を無視するような行動が許されるはずがない。山崎幸二・新陸幕長の最初の仕事はタガの締め直しだ。

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内 容 ニックネーム/日時
A、戦争の実効組織なのだから、
コトバでどうこうとか、ヒトのイノチをもて遊ぶことにつながる。コトバの問題にすべきでは無い。
「戦闘」という言葉を使ったのは適当だし、
修正する必要なぞ存在しない。
政治家と官僚と国民の側の問題だ。

B、国連のPKO自体、国連第一主義とか
不勉強もはなはだしい。一種の宗教。
今や国連PKO自体、かなりグレーゾーンを処理しており、
戦闘介入うんぬんの段階をとうに過ぎている。
むしろ今問題になってるのは、
傍観して民間人が現地で虐殺されるのを任務外として
看過するような問題だ。

C、正直、日本はPKOをやるような段階には無い。

C2、日本の立場として南スーダンに介入するのが妥当とは思えない。
周辺事態にスムースな軍事連携も取れ無いくせに、
根本的に何か勘違いしてるとしか思えない。
幼稚園児が構造計算して建物建てているようなものだ。
天才幼稚園児だから数学強いからやって良い、
と言うモノでは無い。
稲田などは、それに近い。法律に詳しいから
軍事活動を指揮統制できるわけでは無い。
日報問題
2017/08/02 22:08
軍事的に妥当な指揮統制が取れるか?
と言う意味であって、
政治性のためにアクションを規定するなどは論外。
たいした文書でも無く、自分らの政治的都合で公表しないなら、

スムースな軍事活動を阻害するので公表しない

とすべきであって、日報を陸自で破棄したので存在しない、
とかは論外。
しかもそれを大臣の権限で、他人のせいにしている。

現実、それを超えて実効組織を確保すべき、
との森本論は正論だが、現実を無視している。

あまりにも不適格者ならば、外れてもらうべきだ。
実際に実戦が朝鮮半島で起き、
たとえ兵站と後方護衛だとしても
その場合、巻き込まれるのは必定。

文民統制としながら、不適格者に過大な
権力を持たせているのが問題。
ふつうその場合、軍部の暴走だけを監視し、
作戦やアクションへの指導性をあまり踏み込まないのが妥当。
これではなし崩しに、官僚的方便で部隊を縛ってしまう。
反発も当然だし、幹部相打ちでも外れてもらった方が良いとの判断だろう。

あくまで戦う組織、軍事的妥当性で統制を取るべきだ。

部隊指揮の実際と言う意味で、たとえ防大9期14年
三佐退官として森本さん自体の能力もどのようなものか?疑問が付くね。マジ。
軍事的妥当性
2017/08/02 22:25
南スーダンのPKO自体、日本の安全保障への
確たるつながりは無い。

アフリカの混乱は歴史的に、西欧列強の植民地政策に起因する。
また、現在、中国がそれを支配下に置きたいのであるならば中国と世界支配米英等の間の問題であろう。

言葉尻や、盲目的な国連第一主義の美名で軍事行動を強要するならば、それは自衛隊の私兵化だ。

確たる国家戦略としての南スーダンに介入する意味を
ちゃんと説明すべきであろう。

WW2でインドネシアの石油産出地を占領したほどの
妥当性のある説明も存在しない。

単なる私兵化に近い。

美名に隠れた国軍の私兵化だ。
私兵化するに適当だから、サヨクウヨクともに、
だから憲法9条状態を続けている、とも考えうる。
自民党の私兵化への反発
2017/08/02 22:38
やはり冷静に考えて、
世界的超戦略要地であると同時に、
天然の最強要塞、人生地理学的教育的要地

そこにたてこもってる

その価値で、x600%くらい行ってる気がします。
多大のコスト掛けて在日米軍維持してるのもそういう意味でしょう。
地理的価値で比較できるのは、
ハワイ、インド洋ど真ん中ディエゴガルシアくらいでしょうか?
世界覇権と言う意味の戦略では、両地の価値は高いでしょうが、
単純にそこに立てこもる防衛軍の価値を増すのは
文化的価値、潜在戦闘価値としても高い日本だけでしょう。

その日本の地勢から言っても、未来的には
穏当な海洋覇権を担当するしかないでしょう。
そこをにらんだ上での、現状としての要塞防衛軍、
と言うことになります。
ただ、未来は強く意識するべきです。

たぶん下請けとして、歩兵連隊戦闘団は使いたいのですが、
メンタル的に、ニホン自体とはつきあうのは
ある意味、米国は嫌気は出てると思います。
こちらの米国の好き嫌い、と言うより、
海洋国家としての資質を見られてるだけの問題なので、
まあ、ちょっと恥ずかしいハナシですし、
恥ずかしいでは済まない、危険な未来も待ってます。

やれる部分で各自最善は尽くすべきです。
最高に恵まれた地勢があるのですから。
自衛隊の価値
2017/08/06 20:30

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