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zoom RSS 防衛装備庁の課題

<<   作成日時 : 2017/11/10 21:04   >>

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「防衛装備庁の課題」

 9日付産経新聞電子版の【防衛オフレコ放談】に半沢尚久・社会部編集委員が「日本の“武器”が売れない 装備庁発足2年も実績ゼロで『褒美庁』か 司令塔はお友達人事?」と題する記事を寄せている。
 内容は、防衛装備庁(装備庁)は平成27年10月に発足して2年経ったが、防衛装備移転三原則に基づき装備品輸出を主導する役割を担っているのに輸出に成功した事例がひとつもない、と装備庁を批判するものだ。
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 半沢氏は、次のように指摘している。
 [これまで装備庁が計画した本格的な装備品輸出では、英国に向けた海自のP1哨戒機が受注を争った米海軍のP8哨戒機に敗れた。注目を集めたオーストラリア向けの海自潜水艦そうりゅう型はフランスに敗れている。
 結論は出ていないが、海自の救難飛行艇US2のインドへの輸出交渉は暗礁に乗り上げた。P1をニュージーランドに輸出する計画もP8に敗色濃厚だ。]

 また、「受注競争をめぐる勝機の分析や売込みが適切だったか疑問符がつく」とし、「武器輸出三原則の下で輸出が事実上全面禁止だったため、『装備品輸出のノウハウがない』(装備庁幹部)ことも装備庁の弱点といえる。潜水艦そうりゅう型のオーストラリア輸出が現地製造による雇用対策でフランスに出遅れたことが響き、US2のインド輸出でも雇用対策がネックとなったことが、そのことを象徴している」とも述べている。

 とは言うものの、防衛装備庁が発足して“まだ”2年だ。「装備品輸出のノウハウがない」のにそう簡単に装備品の輸出が成功するわけがない。ノウハウがないだけではない。装備庁は、諸外国の類似組織と比べて態勢も貧弱だ。10年くらいはノウハウの吸収と態勢固めの期間と考えるべきだろう。

 性懲りもなく、と言ったら叱られるかもしれないが、「装備庁は今、タイに航空自衛隊の地上防空レーダーFPS‐3の輸出を計画している」そうだ。
 [(FPS‐3は)三菱電機が製造し、空自は3年から運用を始め、全国7カ所で外国航空機の領空侵犯や領空接近に備え、警戒監視にあたっている。FPS‐3はアンテナを回転させずにさまざまな方向にレーダー波を照射し、多方向からのレーダー波も受信できる高性能のアクティブ・フェーズド・アレイ方式を採用しているのが特徴だ。航空機などの探知・追尾能力に優れている。
 タイ空軍のレーダーは老朽化し、タイ側から空自のレーダーを導入できないか打診があった。装備庁はFPS‐3に改修を加えた上で輸出したい考えだ。]

 政府高官はタイへの輸出計画について「背水の陣で望むべきだ」と指摘しているそうだが、タイは中共との関係も深めており、「中国が空自レーダーを導入しないようタイに圧力をかける恐れがあり、簡単に実現しそうにない」と、半沢氏は悲観的見方を示している。

 装備庁の喫緊の課題は、防衛装備品の輸出ではなく、国内防衛産業を如何に維持・強化するかだろう。もともと自衛隊の装備品調達予算は少ないのに、近年、FMS調達が増え、国内企業への発注額は減少している。
 防衛省は「防衛生産・技術基盤戦略」を策定し、「防衛生産・技術基盤を維持・強化していく」と謳っているが、強化どころか、維持すら困難なのが現状だ。このまま放置していたら、国内防衛関連企業の体力劣化は際限なく、国産装備品の開発・製造どころか、自衛隊が使用する装備品の維持・整備すら覚束なくなる恐れが強い。装備庁は早急に対策を講じる必要がある。

 一方、「司令塔の不在」も指摘されるとして、次のように述べている。
 [司令塔の資質として、政治情勢も考慮した各国との安全保障協力や官民協力、交渉など幅広い分野での総合調整が求められ、装備庁長官が役割を果たすことが想定されている。
 装備庁の初代長官を務めた渡辺秀明氏(63)は装備品の研究開発だけを担った技術研究本部出身の技官だった。研究開発以外の経験に乏しく、装備品輸出に関する総合調整を技官に主導させるのは無理だとの批判が多かった。]

 そこで今年7月、内局キャリア官僚の鈴木良之氏(下写真)が2代目の装備庁長官に就任したのだが、半沢氏は「鈴木氏も評判が芳しくない」と、筆誅を加えている。
 [(鈴木氏は)官僚として目立った実績がない一方、「在職中に司法試験に合格し、その試験勉強のために定時退庁を心がけていたことだけが有名だ」(防衛省幹部)という。試験勉強を優先し重要な会合をキャンセルしたこともあるとされ、ある意味で異色の官僚といえる。
 鈴木氏は同期である防衛省の豊田硬次官(59)と懇意で、防衛省内では鈴木氏の装備庁長官就任は豊田氏主導による「お友達人事」とささやかれている。
 「出張するなら、食事がおいしい国がいい」
 鈴木氏は就任早々、そんな言葉を周囲に漏らしたという。装備品輸出計画が連戦連敗であることを踏まえ、寝食を忘れて成果を出すという気概はまったく感じられない。
 装備庁長官は海外出張の機会が多いが、私欲を満たすことにかまけているようであれば、次官のお友達ということだけでポストを射止めた「褒美庁長官」と揶揄される日も近い。]
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 半沢氏の指摘が事実か否かを判断する材料を持たないが、編集委員が装備庁長官を名指しで批判したら今後、産経が同庁を取材する際に、嫌がらせを受けるなどの影響が出る恐れがあると思われるのに、ここまで厳しく鈴木氏を責め立てるということは、鈴木氏の資質に問題があると考えざるを得ない。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
戦略と相手のニーズも必要です。

タイにレーダーなど、愚の骨頂です。
タイは中立に近く、また、中共側になびく可能性が大です。
即急に戦略策定してる者を交代させるべき。
省庁横断した戦略策定連携態勢を作るべきです。

国の戦略とリンクさせるべきです。

A、戦略とリンクさせる

B、相手のニーズを聞き重要同盟国を強化する。

インド、ベトナム
米とも連携を取りながら台湾
相手にニーズがあれば豪NZシンガポール
よほど大企画連携なら英、など。
ほんとは米にMCVとか売り込み図っても良い。
まあ、整備的に無理かな?だがわからない。
極東海兵隊で採用とかはありうる。

C、新兵器とそれらをリンクさせる。

たとえば兵站整備の意味で新Fゼロは
こなれた低整備稼働モデルで良いのだが、
それはそのまま、ベトナムインドシンガポール台湾への提供モデルに近いし、受けるだろう。
オプションとしてそれを維持しながら開発できる。
ハイテクモデルではそうはならない。
戦略と相手のニーズ
2017/11/11 13:24
かわいそうに。装備庁長官が産経新聞に悪口を書かれている。下記を参照してください。
ttp://news.livedoor.com/article/detail/13866409/
防衛褒美庁長官(笑)
2017/11/12 05:56

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