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zoom RSS 民主主義・自由経済と中共式資本主義の戦い

<<   作成日時 : 2017/11/21 21:10   >>

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「民主主義・自由経済と中共式資本主義の戦い」

 5年に一度の共産党大会を終え、独裁体制を固めた習近平は今月上旬、ドナルド・トランプ大統領を、故宮に迎え歓待した。明・清朝皇帝の住まいである故宮での、習近平の皇帝然とした振る舞いが目を引いた。
 また、皇帝気取りの習は、トランプ大統領との共同記者発表で「太平洋には中国と米国を受け入れる十分な空間がある」と発言、帝国主義的野心を隠そうともしなかった。
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 石平氏は、16日付産経新聞「石平のChina Watch」で、「中国の指導者が故宮を使って外国の元首を歓待するのは異例中の異例、前代未聞のことである」とし、「故宮首脳外交の真意」を次のように解説している。
 [近代以前、中華帝国の皇帝は実在していた「華夷秩序」の頂点に立つ存在であり、「天下」と呼ばれるこの世界の唯一の主人だとされていた。しかし多くの中国人からすれば、近代になってから西洋列強の手によって往時の華夷秩序が粉々に打ち砕かれ、中華帝国はその栄光ある地位から転落した。
 したがって、失われたものを取り戻すのが今の中国人の果たすべき歴史的使命だとされているのだが、習主席が高らかに掲げている「民族の偉大なる復興」とはまさにこのことであろう。西洋列強によって作り出された今の世界秩序をひっくり返して、中国を頂点とした「華夷秩序」を再建してみせること、それこそが習政権の大いなる野望である。
 こうしてみると、習主席があたかも故宮の主人となったかのようにそこでトランプ大統領を歓待した真意が分かってくるであろう。習氏はまさに、往時の華夷秩序の頂点に立った中華帝国の皇帝になりすましたことによって、西洋列強が作った世界秩序の今の象徴であるアメリカ大統領に向って、「本来あるべき秩序の頂点はここだ。われわれはそれを取り戻すぞ」と堂々と宣言したのである。]
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 ソ連崩壊を受け、フランシス・フクヤマ氏は「歴史の終わり」(THe End of History and the Last Man)を著した。「歴史の終わり」とは、社会主義(共産主義)に勝利した民主主義・自由経済が最終的な政治体制であり、これからは安定した世界が続く、と言ったほどの意味だ。
 しかし、ちょうどこの本が出た前後から中共が台頭、いまや世界第2位の経済大国となり、軍事力においても、米国に次ぐ地位を確固たるものとしつつある。その経済力と軍事力を背景に海洋侵出を活発化し、「一帯一路」戦略に基づきユーラシア大陸西方へ勢力圏を広げようとしている。
 中共が進出する地域では、中共式資本主義―全体主義下の資本主義―が推し進められることになるだろう。地域の国々では独裁色を強めた親中政権となり、中共資本やシナ人がドッと流れ込む。政治的自由が制限されることで反発も生むだろうが、地域の経済が活性化し、人々の生活が豊かになれば、反発も小さくなるに違いない。人々が政治的自由より、物質的欲望を満たすことを優先しても不思議はない。

 このようにして、世界に中共式資本主義を広めることで、「華夷秩序」を再建することを「歴史的使命」であると、習近平が思い定めているとしたら、これからの世界は、米国を盟主とする民主主義・自由経済陣営と中共式資本主義を採用する陣営との戦いになるのではないだろうか。
 この戦いは、かつての冷戦のように、干戈を交えることなく行われる可能性が高いと思われるが、気がかりなことは、硬直化した社会主義経済との戦いであった東西冷戦と違って、中共式資本主義のほうが経済システムとして我々のものより優れているかもしれないということである。
 もしそうなら将来、中共式資本主義の勝利によって、本当に「歴史の終わり」がやって来るかもしれない。それは取りも直さず、民主主義と自由経済の終焉、中華皇帝による世界支配(華夷秩序建設)の完了を意味する。そのような未来が到来することのないよう、民主主義・自由経済陣営は一致団結して、中共に当たらなければならない。

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コメント(5件)

内 容 ニックネーム/日時
希典先生の言う大筋はその通りだと思います。

米国を中心とする資本主義と、支那が進める資本主義の戦い。

ただし僕は支那の限界は近いと仮定します、それは支那の為政者でさえ国家運営に必要な経済統計などがデタラメなため、本当に必要な手当てを打ちたくても無駄を前提にアバウトに資金なり人材なりを投入せざるを得ないという状態だからです。

本当に支那に余力がある状態なら、それも広い意味の社会のすそ野を伸ばす経済活動にもなるのでしょうが、支那国内はすでに無駄な分野への投資が将来的に市場に還元しないような物が多すぎます、つまり無人のショッピングセンターやマンションです。

これらは表面上は資産のような扱いですがまったくの不要物です、保守整備もしない建物はいずれ倒壊するでしょう。

軍事にしてもダニガンJr先生よろしく米国基準の軍事技術の模倣をめざし多大なる無駄を実行中でります。

自分の印象では支那はやはり張り子の虎だと思います、もちろん支那を舐めてはおりませんが、支那を必要以上に怖がる事は無いと思います。

希典先生の仰っていた自衛隊がF35Bと強襲揚陸艦を保有し遊弋させるや、南西諸島の基地の構築などを、自衛隊が無駄なく整備できれば、支那はさらなる軍拡をムダ金をばら撒きながら押し進め、最後にはソ連のようになると思います。
日本空母
2017/11/21 23:02
イメージ的に非常に鋭い指摘だと思います。
空母さんの言うのもその通り。
ですが、シナリオとして悪い展開もイメージすべきです。

A、対決には結局なる。冷戦対決。経済対決。そして熱戦対決。

B、勝つ可能性は強い。

C、だが、敵手に毛沢東的ローテク軍事天才、
諸葛孔明的内政&軍事天才が出るとハナシはややこしくなる。両者がコンビで登場する可能性も否定できない。

D、その意味では毛沢東タイプはともかく、
諸葛孔明タイプなどは敵に協力させないこちら側の
哲学的な優越も必要。
サヨクえせ偽善平和主義などが横行すると
人類歴史的に次善の策として敵の覇権を正当化させてしまう判断の危険がある。
はっきり言ってしまえば、戦前がそれだ。
一気に展開が双方にとって悲劇となってしまう。
アサヒ新聞が支配する世界だ。

E、ひとつの悪い帰結点として、
敵の国家的行き詰まりを対外進出に転化する可能性はある。現状、その路線と言えるが、実力で封じ込めることは充分に可能だ。
鋭い指摘
2017/11/23 11:48
歴史の終わりとはかなり増長した意見だと思う。

体制としての優越でも無い、と思う。
体制で勝負が付くなら、戦前ワイマールドイツ共和国の延長線上で平和欧州連合が成立したはず。
そうはならなかった。
ナチスドイツの台頭と
戦後の冷戦経済戦闘の結果としての現在があり、
手放しで正当化できるかどうかはわからない。
わかりずらい破滅への道すがらである可能性は充分にある。
サヨクが宣揚するアウンスーなんとかビルマ君主といっしょ。
体制で優越があるわけで無く、あくまでニンゲン集合体としての哲学社会文化に優越がある。

なので西側世界が堕落すれば、
人類の未来を掛けた戦闘に入るかもしれない。
それは実に、「えせ平和主義」でも起こりうる。
めぐみさんを正義のために犠牲にする
していいことでは無いのだ。
そのコンセプトは南米のインカ帝国などで破たんしている。
コンセプト的には降伏主義はインカ帝国に似ている。
実は誰かを犠牲にすることをいとわない保身主義だ。

むしろ、それがひとつの歴史の終わりを引き起こしかねない。
そしてまた新しい滅亡の歴史が始まる。

終局的なキリスト教的な、もしくはインカ帝国的な、
到達世界など初めから存在などしていないのだ。
歴史の終わり
2017/11/23 11:56
それこそ無責任偽善ウソ平和主義は
平和裏に葬り去り、妥当な帝国運営と
国際海洋帝国による平和
を目指すべき。

さもなくば、その哲学的惰弱と偽善を突かれ、
エセ平和主義、民衆だましの既得権益保身主義は
無数の敵を招き寄せてしまうだろう。

ふつうにやれば良いのだ。
戦前みたいにアサヒ新聞、マスゴミテレビが支配する
アタマの足りない国家では無いのだから。

ふつうにやれば強国でありながら、
結果的には人類未来の安定に寄与する平和帝国の
一翼となるであろう。

それしか活路は無い。
無責任を放置するなら、悪人に狙われ利用されてしまう。
未来歴史の肝要な適地のひとつだから。ニホンは。
平和的に葬り去るべき
2017/11/23 12:03
本朝の若者は自民党に入れ、団塊の方々はリベラルと言うオブラートに包まれた新左翼に入れる。

団塊の以上の方々にも無責任偽善ウソ平和主義ではない方々も多くいますが、やはり情弱になりがちな年配者になるにつれて、いまだに安倍をまた懲らしめなきゃならん的な御仁は多いような気がします。

ちょっと楽観すぎましたねwもう少し最悪の状況も常に考えなくてはいけませんね。
日本空母
2017/11/23 21:19

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