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zoom RSS 軽空母(「いずも」級+F‐35B)導入のメリット C

<<   作成日時 : 2017/11/25 20:53   >>

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「軽空母(「いずも」級+F‐35B)導入のメリット C」

 昨日の続き。

 文谷数重氏は、軽空母導入のメリットとして、@海軍力での対中劣勢の改善、Aプレゼンス強化、B新任務への適応―の3点を挙げているが、加えて、「いずも」級+F‐35Bの組み合わせによる軽空母は、比較的低コストで実現する点もメリットとしている。

 [■低コストで実現する
 日本が直面する問題は軽空母で解決できる。それにより海軍力の対中劣位を改善し、求められるプレゼンス効果を強化し、上陸戦等の新しい任務を実現できるからだ。
 利点には低コストを加えても良い。F‐35Bによる母艦航空部隊整備にはさほど追加費用はかからない。
 なぜなら搭載艦は準備されており、艦載機の調達も容易だからだ。
 最も安価に済ませる方法は、空自F‐35Aの一部をB型にすることだ。
 F‐35Aは将来の主力戦闘機となる。現在の予定数は42機だが、増勢の話はある。合計100機〜150機といった見立てが多いが、おそらくは200機にも達するだろう。これはF‐15、F‐2置換需要がF‐35Aで満たされる結果だ。
 そして、F‐3と目される国産機は早期完成しない。その上、ものにならない。標榜するエンジン開発や独自システム整備は遅延し、しかも高コストかつ低性能となる。これは国産開発の常である。
 だからF‐35Aが増える。軽空母所要はこの空自F‐35Aの一部、20〜40機をB型とすれば足りる。
 混用は問題とならない。A型・B型とも基本的には同じ機体である。整備手順や補用品の共通範囲も大きい。おそらくは操縦資格もほぼ共通にできる。各改修段階のF‐15を混用するより差異はない。
 空自としてのメリットもなくはない。空母派遣分のあまりを活用すれば、南西航空戦には有利にも使える。B型なら宮古島や石垣島だけでなく波照間島の800m滑走路でも運用できる。沖縄本島方面の防空戦でも地理的に航空撃滅戦に強い南北大東島も使える。
 あるいは海自が必要最低数を導入するやり方もある。そうすれば、艦上機要員を他職域とも協調的な海自パイロットにできる。
 これも空自と共用すれば、調達や機体繰りの負担は減らせる。常用分を海自、補用分を空自枠とすればよい。具体的に示すとすれば、海自は20機だけを買い、教育と補用機の保有や高段階整備、その際の代替機提供を空自に依頼するかたちだ。
 空自もメリットがあれば進んで応諾する。例えば「母艦派遣時以外は海自部隊を空自指揮下に置く」とでもすれば良い。空自はそれを防空戦力ほかに充当できる。そのかたちであれば、困難なく合意はできるだろう。]
画像

 今後、追加調達されることがほぼ確実なF‐35Aの一部をB型に置き換えることに伴う追加費用と、F‐35Bを運用できるように「いずも」級を改修する費用は、それほど高額なものにはならないと思われる。
 ただ、F‐35を追加調達することにはいくつかのデメリットを伴うことが予想される。ひとつはFMS調達に係わる問題で、価格等で米国の言いなりにならざるを得ず、補用部品等が円滑に供給されるかという不安もある。殊にF‐35の後方支援は、ALGS(自律型世界兵站システム)とALIS(自律型兵站情報システム)という独特のシステムで処理されることとなるのでうまく機能するのかという懸念もある。
 また、F‐35の追加調達で、F‐15Pre‐MSIP機やF‐2まで更新することになれば、F‐2後継機(F‐3)の開発の必要性はなくなる。そうなれば今後、我が国で戦闘機が開発・生産されることはなくなり、この分野の防衛生産・技術基盤は完全に失われることになるだろう。

 文谷氏は、「(F‐3は)ものにならない」と、国産戦闘機開発に悲観的だが、国家百年の計を考えれば、未来永劫外国製戦闘機(ほぼ確実に米国機になるはずだ)で良い、とはならないはずだ。自力開発が無理なら、国際共同開発という方法もある。欧州諸国も、自国空軍戦闘機が米国製に席巻されることを快く思っていないのは間違いない。英仏独伊などと手を組みF‐35を凌駕する戦闘機を開発できる可能性は充分あるのではないだろうか。

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コメント(2件)

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VSTOLのステルスデータリンク偵察軽戦

と言うのはコンセプトはいっけんすばらしいですが、
まだ、人類史上、良いVSTOL機の実績が無いです。
ハリヤーとて、フォークランドと言う限定戦で活躍したにすぎません。

むしろ、電磁カタパルトと着艦制御の進歩などで、
中小型空母によるCTOL戦、Fゼロ戦の可能性は
50年後としても捨てるべきではありません。
昔のF5、A4のようなローコンセプトとしても
Fゼロ戦は絶対堅持すべきです。
むしろハイテク地獄だから堅持すべきと思います。
欧州装甲騎士がステップ集団軽騎兵に惨敗したように
関ヶ原で武士が鉄砲歩兵にとって代わられたように
いつかはハイテク地獄で高度すぎる兵站装備は更新されます。
何処まで行ってもペイロード的にすごい不利なので
むしろ、英本格中型空母の動向などもにらみ、

大型汎用兵站艦
CTOL汎用戦爆Fゼロ
ステルスデータリンク偵察軽戦X2

この系譜は追及すべきです。
むしろ、張り子の虎かもしれないF35B+インスタント空母
はそれはそれで賛成です。

増額、人員増は必至となったと見て良いでしょう。
あと裏面の兵站後方充実、実戦力稼働率確保も。
最低限の法的裏付けも、です。
早計
2017/11/26 02:59
ウヨク的意味で無く、日蓮指摘的意味での
惰弱な哲学の危険

ずるずると惰性で、
何もできなければ、終局的には死、と言う可能性もあります。
敵は行き詰まり>死を賭けた打開
も覚悟して臨んでおり、それだけは優越してると
明言しています。
その部分は本当かもしれません。
現実にはその覚悟が崩れ加減としても、
歴史的には、覚悟が民族として集約された時、
ほぼ、中華には勝てていません。
確かにその瞬間は中華になる。
本当に稀、ですが。

実際には現在も潜在潜伏インテリ層は
反文革、反中共なのですが、
これは実例で複数違う属性で知っているので現実ですが、
文革の歴史を洗脳ですり替えられるほど
中国の真の人文インテリは惰弱では無い、
今は理数系に逃れていたとしても、
ある意味、昔からエリート主導の国なのですが、

逆に言えば、哲学的にこちらが堕落、
それは何も反中って意味じゃ無く、
むしろ親中共である可能性が高い、
そうなると、敵手側に一挙、結集される可能性も残ってます。
やるべき自然な戦略と人類未来への貢献をしゅくしゅくとやるべきです。
とにかく自己評価が低すぎます。
モノ作りマンセーなどはいいかげんにし、
冷静に自己評価すべきでしょう。
哲学的な劣悪
2017/11/26 03:00

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