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zoom RSS 英国とAAM共同開発

<<   作成日時 : 2017/11/26 21:19   >>

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「英国とAAM共同開発」

 24日付日本経済新聞電子版に、我が国と英国は、来年度にも空対空ミサイル(AAM)の共同開発に乗りだす、とする記事が出ていた。
 [日本、英国とミサイル共同開発 防衛装備政策に転換
 戦闘機用、18年度 技術移転の線引きで議論も
 日本、英国両政府は2018年度、戦闘機に搭載する新型の空対空ミサイル(AAM)の共同開発に乗りだす。これまでの共同研究から格上げするもので、航空自衛隊の最新鋭ステルス戦闘機F35などへの搭載を見込む。同盟国、米国以外との攻撃兵器の共同開発は初めて、準同盟国に位置付ける英国とのAAM開発は日本の防衛装備政策の大きな転換点になる。
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 日英両政府は12月14日に英ロンドンで開く外務・防衛担当閣僚級協議(2プラス2)でAAM開発に向けた連携を確認し、共同文書に明記する。日英は実射試験を経て量産に至れば、ドイツやフランスへの輸出も検討する。14年に決めた防衛装備移転三原則に基づき審査する。

 日本がこれまで装備品を共同開発したのは、新型迎撃ミサイル「SM3ブロック2A]などの実績がある米国だけ。英国との共同開発に踏み出すのは、米国一辺倒の構図からの脱却も意味する。フランスなどと進める共同研究が開発に発展すれば、日本の装備品協力の選択肢は広がる。

 日本は高い技術力を誇る装備品での協力を通じ準同盟国との安保連携を強化できる。準同盟国との協力は重層的な外交戦力に結びつく。日本の技術力向上にもつながる。

 日本国内への依存度が高い日本の防衛産業の受注は停滞気味。海外で稼げるようになれば経営には追い風だ。半面、技術を与えた見返りに準同盟国がどの程度技術を開示してくれるかが予想しにくいという課題は残る。
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 他国とどこまで装備品や技術の協力をするかという線引きの議論を巻き起こす公算も大きい。新三原則は重要案件を国家安全保障会議(NSC)が判断すると定める。政府の裁量の余地が大きく国会が歯止めの役割を果たすのは難しいからだ。

 日本が戦後、掲げた「武器輸出三原則」は装備品の移転を原則として禁じた。SM3ブロック2Aなどはあくまでも官房長官談話による例外だった。同原則に代わって14年に定めた防衛装備移転三原則は、条件を満たせば輸出や共同開発を認めた。AAMのような殺傷能力を持つ兵器でも、日本と安保協力する英国のような国ならば共同開発できるようにした。

 新型AAMは英ミサイル大手、MBDAが開発した「ミーティア」に三菱電機の「シーカー」と呼ばれる高性能レーダーを組み込む。18年度からMBDAの工場で実際に試作し、命中精度や飛距離などを調べる。23年度にも英国で実射試験し、日英が量産の可否を判断する。配備は20年代後半になる見通しだ。

 日英は12月の2プラス2で、自衛隊と英国軍との共同訓練拡大も申し合わせる。日本は安保協力に沿って英国をアジア太平洋に引き入れ、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮や海洋進出を急ぐ中国への抑止にする狙いもある。

 欧州連合(EU)から離脱を決めた英国もアジア太平洋地域への関与の機会をうかがう。]
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 今年8月の安倍晋三首相とテリーザ・メイ首相との日英首脳会談では、「安全保障協力に関する日英共同宣言」が出された。この中では安保分野での日英の幅広い協力強化が謳われ、特にインド太平洋地域においての協力強化を強調。日本は、英国の空母の展開など、アジア太平洋地域への英国の安全保障面での関与の強化を歓迎するとしている。
 また、防衛装備品・技術協力を強化、武器及び汎用品・技術の輸出管理についても協力するとしている。

 AAM共同開発も、日英安全保障協力強化の流れの中で決定されたものと思われる。従って、このプロジェクトは失敗できない。記事にもあるように、英国側がどの程度技術開示してくれるのかという懸念や、日英の製造比率の問題などがあるものの早期に開発が完了し、量産に進むことを祈る。
 また、このAAM共同開発が呼び水となり、英国あるいは他の欧州諸国との装備品の共同開発も進展するかもしれない。その点からもこのプロジェクトは試金石となる。

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内 容 ニックネーム/日時
終局的にも、世界地理的に見て、
海洋連合の世界歴史破滅回避コントロールと言う意味でも
分散型の日英同盟は絶対に外せません。
1000年単位の人類歴史だと、米国よりも重大になる可能性があります。
まんいち米国が敵手勢力側に失陥、もしくは分裂混乱した場合、晩回する奪回する可能性は日英同盟くらいしかありえません。

ゆえにこれは重大な戦略案件です。
失敗は許されません。
と言うか失敗したら、より重大な戦略案件を新規に建てる必要があります。が、振り出し戻しになります。

また、首相としても、メイ首相は非常にまともっぽいヒトです。
独のメルケルなどと比べても。
終局的は、世界の両翼で守り合う未来を想定しながら
ことを進めることになります。
必ず、片方がフリーになるので、優れた戦略です。
米国主軸時代の世界コントロールと言う意味でも、
分散した前縁になるので、非常に優れたカップリングとなります。
また、前縁がそれで強くなります。分散されてますが
それで良いのです。
重大な戦略案件
2017/11/26 23:57

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