松下政経塾はなぜ失敗したのか

「松下政経塾はなぜ失敗したのか」

 松下政経塾を失敗と断じるのは、いささか早計かもしれないが、同塾出身初の首相である野田佳彦氏や民主党政調会長の前原誠司氏の体たらくを見ていると、失敗と決めつけても間違ってはいないと思う。

 同塾入塾の際に野田首相を面接した、同氏の恩師とも云うべき参院議員の江口克彦氏は、「正論」5月号に「拝啓、内閣総理大臣殿 もう辞めましょう、お国のために」と題する一文を寄せ、野田首相を徹底的に批判している。
 江口氏は、昨年9月16日の参院本会議での代表質問で、野田首相に「政治理念」と「国家ビジョン・国民目標」を問うた時に、首相がまともに答えなかったことを嘆き、「野田総理。あなたにとって総理の座は重過ぎました。本会議、予算委員会での総理の姿は、あまりにも哀れ、無残に感じられてなりません。もう、辞めましょう。それが、総理自身のため、なにより日本の国家、国民のためである」と進言している。

 江口氏の悔恨を込めたこの忠告こそ、松下政経塾の失敗を当事者が認めた証拠に他ならない。また、近頃雨後の筍のように現れている政治塾とは比べ物にならない、本格的な政治塾である同塾が、政治理念も国家ビジョンも語ることができず、財務官僚に良いように操られて恥じることもない情けない人物を輩出したことは、政治塾の在り方そのものに大きな疑問符を付けたと云えるだろう。

 西村眞悟氏は、かつて松下幸之助氏が政治塾構想を発表した時に、「浜松の鰻じゃあるまいし、政治家が養成されてどうする」と云ったそうだ。政治家は生まれるものであり、養成されるものではないと西村氏は云いたかったのだと思うが、国家国民のために己を空しくして働くとの志を持った者たちが集い、碩学の教えを請う場を設けることは有意義なことだと思う。松下氏が構想されたものもそのようなものであったのかもしれない。
 しかしながら、現実の松下政経塾は、政治家になるためのテクニックと同塾出身と云うブランドを得るためだけの存在になっていたのではないか。
 結局のところ、同塾の失敗の原因は、野心家ばかりが集まり、真に志のある者たちを集められなかったことに尽きるのかもしれない。

 そもそも、現在の我が国に己を空しくして国のために働こうと云う人間がどれほどいるだろう。いまや戦前の教育を受けた人たちは社会の第一線から完全に引退し、祖父母の世代まで日教組教育によって毒されており、国体や祖国の歴史を知らない者が大半を占めるようになった。
 利己主義、軽佻浮薄の風潮が世に蔓延している中で、よほど家庭教育がしっかりしていない限り、例え生まれ持っての資質に恵まれていたとしても、野田佳彦的政治家しか出てこないだろう。
 その意味では、戦後教育を一新することが、真の政治家を生む近道だと思う。まずは、日教組の殲滅と教育勅語の復活から始めるべきだ。

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この記事へのコメント

2021年10月09日 14:13
教育勅語の復活?
なんで廃止されたか知ってます?

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