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zoom RSS 「おおすみ」級を大幅改修

<<   作成日時 : 2013/08/24 22:15   >>

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「『おおすみ』級を大幅改修」

 24日付の産経新聞によると、防衛省は、離島防衛・奪還作戦のための「海兵隊的機能」として、海上自衛隊の「おおすみ」級輸送艦を大規模改修する方針を固めたと云う。水陸両用車や垂直離着陸輸送機MV−22オスプレイの搭載を可能にするとのことで、平成26年度予算案概算要求に設計費など4億円を盛り込むそうだ。
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 「おおすみ」級は、満載排水量14000トン、全長178.0m、幅25.8m、吃水6.0m、主機ディーゼル2基、出力26000馬力、速力22ノット。兵装は20mmCIWS2基。ウエル・ドックにLCAC2隻を収容する。
 揚陸部隊員は330名輸送でき、車輌甲板には90式戦車10輌を搭載できる。また、全通甲板は全てがヘリコプター用ではなく、前部は車輌用の駐車スペースとなており、74式特大型トラック約40輌が駐車可能だ。従って、ヘリコプターが使用できるのは後部のみで、2カ所描かれている発着艦スポットのうち、前部は駐機専用で、発着艦は後部のみで行っているようだ。
 1番艦「おおすみ」(LST−4001)が1998年3月に就役以降、「しもきた」(LST−4002)、「くにさき」(LST−4003)の合計3隻が就役している。

 記事によると、「おおすみ」級の艦内でオスプレイを移動させられるよう格納庫と甲板を繋ぐエレベーターを改修、甲板に耐熱用の塗装も施すと云う。加えて、AAV7の発進用に船尾のハッチを改修し滑り止め塗装を行うとのことだ。
 しかし、これ以上詳しいことは書かれていないので、“大規模”と云ってもどの程度大規模な改修になるのか分からない。
 記事にもあるように、オスプレイを載せるためにはエレベーター(恐らく前部エレベーター)を大きくする必要がある。前部エレベーターは最大積載重量20トン、全長14m、幅6mだ。これに対し、オスプレイは空虚重量約15トン、プロップローター及び主翼折り畳み時の全長19.20m、全幅5.77mだから、積載重量は問題ないが、全長は伸ばさなくてはならない。恐らく幅も広げることになるだろう。
 ただし、エレベーターの拡張や甲板の耐熱塗装だけでは大規模改修とは云えないと思う。わざわざエレベーターを改修するのは、オスプレイを艦内に格納するためだけとは思えない。あくまで推測だが、「おおすみ」級を強襲揚陸艦的に運用するために、オスプレイやヘリコプターを整備する機能も持たせる積りなのではないだろうか。車輌甲板を利用すれば整備機能を付与することができると思うが、そうすると車輌搭載スペースが小さくなるから痛し痒しだ。
 さらには、航空機管制機能や水陸両用戦指揮能力の強化も図らねばならないだろう。また、「おおすみ」級の武装はCIWS2基だけだが、対空火器を強化する計画もあるかもしれない。

 記事には他に、先頃進水した「いずも」に電子会議装置などを整備し、水陸両用戦の司令部に位置付けるとの記述もあった。
 また、来年度の概算要求でAAV7の派生型2輌(指揮通信型と回収型)の取得を盛り込むとのことだ。さらに防衛省は、陸自に「水陸両用準備隊(仮称)」も創設する方針だと云う。自衛隊版海兵隊創設へ向け、準備が加速しているようだ。

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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
中国の新型揚陸艦とロシアのウラジオストックの完成が迫っています
どっちもミストラルタイプ
戦車と装甲車を一杯載せられます
日本もかさ上げしてミストラルタイプにしたいですね
よしたか
2013/09/02 07:43

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